地域医療連携室 講演会
令和3年度の講演会
令和3年11月10日 第2回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」開催
令和3年度第2回となる今回は『慢性呼吸器疾患患者への対応』をテーマに講演を行いました。
はじめに当院の呼吸器内科医師が、生活病習慣病といわれるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や気管支喘息、間質性肺炎などの代表的な慢性呼吸器疾患について解説するとともに、入所や通所されている利用者さんが注意すべき点、医療機関受診の目安等についても具体的に説明しました。
続いて、訪問看護師や理学療法士らが、急性期、回復期、その後在宅までの一連の流れの中でどのように患者さんと関わるかについて講演しました。
【講演】
「慢性呼吸器疾患と在宅・施設での注意する点」
当院統括診療部長兼呼吸器内科科部長 小清水 直樹
「急性期・回復期の呼吸器疾患患者の対応と在宅(訪問看護)の関わりについて」
各専門職種による講演
本研修終了後に行った参加者へのアンケートでは、
- 高齢者に多い肺炎の予防策や誤嚥性肺炎を防ぐ食事介助や口腔ケアの重要性について理解が深まった。
- 再入院率の多さに驚いた。
- 呼吸器疾患の方は、安静のイメージがあったが、リハビリによって活動量を上げ体力をつけることがよいということがわかった。
など、有意義な研修であったという意見が多く聞かれました。
日 時 : 令和3年11月10日 (水曜日) 18:30~20:00
会 場 : 藤枝市立総合病院 2F 講堂・多目的ホール
参加者 : 102名
令和3年7月14日 第1回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」開催
【講演風景】
介護・福祉施設は、高齢者や基礎疾患を有する方が多く利用されることもあり、新型コロナウイルス感染症が発生すると、重大な事態となるおそれがあります。
そのため、各施設において新型コロナウイルス感染症についての理解を深め、適切な感染症対策を実施することが重要となります。
令和3年度第1回となる今回は、新型コロナウイルス感染症対策をテーマに、介護、福祉施設での取り組みについて講演していただきました。
2施設の方々に、各施設における感染症に対する取り組みについて発表していただき、その後、当院感染症管理認定看護師がコメンテーターとして、事前質問や会場からの質問に対して、対応、対策などのアドバイスをしました。
【施設からの感染対策についての発表】
【感染管理認定看護師の助言】
本研修終了後に行った参加者へのアンケートでは、研修全体の感想として「とてもよかった」「よかった」の回答が98%、また研修の感想からは、
- 認定看護師さんがとても分かりやすく説明してくれた。改めて感染対策を徹底していく事やマニュアルの見直しを行っていきたい。
- 他施設の感染対策や工夫を知ることができた。自分の施設でも積極的に取り入れていきたい。
- 所属施設に感染対策の専門家がいないため不安もあったが、市立病院の感染管理認定看護のアドバイスを受けられて心強かった。今後も、感染対策について意見をいただきたい。
など、有意義な研修であったという意見が多く聞かれました。
なお、令和3年6月に県健康福祉部、静岡県病院協会、静岡県看護協会が作成した『福祉施設のための新型コロナウイルス感染対策事例集』を参加者に配布しました。
日 時 : 令和3年7月14日 (水曜日) 18:30~20:00
会 場 : 藤枝市立総合病院 2F 講堂
参加者 : 63名
令和2年度の講演会
令和3年3月4日 第3回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」開催
第3回は、当院の心不全連携チーム(※)のメンバーが、多職種での心不全患者さんへの関わり方、指導内容について講演を行いました。また、令和3年度からの本格始動を目指す心不全ノート・心不全自己管理表の使い方についても講演し、その後参加者との意見交換を行いました。
(※)循環器内科医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士等で構成される多職連携チーム
【講演風景】
ソーシャルディスタンスをとった会場作り
【意見交換会風景】
日 時 : 令和3年3月4日 (木曜日) 18:30~20:00
会 場 : 藤枝生涯学習センター 1Fホール
参加者 : 90名
心不全管理ノート・心不全自己管理表について
心不全は心臓の動きが悪くなり、息切れやむくみなどの症状が出る状態です。入院して治療を行うと、その症状は一旦は良くなりますが、再入院を繰り返していくと、心臓のポンプ機能はどんどん低下していきます。そのため、退院後の患者さんの日常生活の自己管理が特に重要で、再入院を防ぐことができます。患者さんを取り巻く多くの職種の支えが必要であり地域でこのノートを利用して、心不全の再入院を防ぎ快適な生活を送っていただけることを願いノート・管理表を作成しました。
令和2年11月5日 第2回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」開催
令和2年11月5日に第2回地域医療と介護・福祉をつなぐ会を開催いたしました。
第2回は「脳卒中の下肢装具を知ろう」というテーマで、日頃から下肢装具を取り扱っているみなさんに講演していただくとともに、実際に使われている装具を用いての実演も行いました。
【医師、理学療法士、市役所(自立支援課)の方々の講演の様子】
【下肢装具に触れてみよう!】
本研修会後のアンケートによると、研修全体の感想としては「とてもよかった」「よかった」の回答が97%であり、さらに参加者全員が装具について理解を深められたと回答されました。
その他自由記載では、
- 装具の必要性から装具を作るまですごく分かりやすかった。
- 装具の地域課題に取り組む専門職の方々の熱意を感じた。
- もっと早く装具について理解していれば本人に色々と伝える事が出来たと思いました。
など、本研修が有意義であったことをうかがえるような多くのご意見をいただきました。
日 時 : 令和2年11月5日 (木曜日) 18:30~20:00
会 場 : 当院 講堂
参加者 : 65名
令和2年9月3日 がん地域連携パス検討会
当院ではがん疾患に関わる連携パスの検討会を毎年開催し、協力医の先生方とよりよいパスの連携を目指しています。
本年度は、乳がん地域連携パスの強化(専門医と地域かかりつけ医の先生方の連携診療強化)を目的として開催いたしました。
これまで使用していた乳がんパス用紙を見直し、新たな用紙を作成したため、協力医の先生方と共に新パス用紙の運用方法や記入の仕方、検査項目の検討など、今後連携がスムーズにはかれるための意見交換を行いました。
地域かかりつけ医の先生方との意見交換会の様子
令和2年8月27日 第1回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」 研修
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため開催を延期していた「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」ですが、今回、院内のコロナウィルス感染症対策会議において十分な検討を行い、「三密対策」を取った上で8月27日に開催いたいました。(参加者51名)
第1回目のテーマは「各施設における排泄の現状と課題への取り組み」とし、私たちの日常生活の中で当たり前であり、また大切な排泄について各施設の方々から発表していただきました。
また例年行っているグループディスカッションは中止とし、今回は演者さんがパネラーとなって、フロアーとの活発な意見交換を行ないました。
各施設からの実践報告の様子
介護施設による排泄体操の紹介DVD上映の様子
本研修終了後に行った参加者へのアンケートでは、研修全体の感想として「とてもよかった」「よかった」の回答が97%、また研修の感想からは、
- 活発に意見交換、アドバイス等があり情報共有でき参加してよかった。
- もっともっと話し合いたかった。
- 他施設の状況や情報を聞くことができて良かった。薬についても少し知ることができた。
- 排泄のための体操や運動をリハビリ職員と取り組んでいきたい。
- 他施設の取り組みや効果、課題を見ることができ、とてもよかったです。
など、有意義な研修であったという意見が多く聞かれました。
令和元年度の講演会
令和元年12月6日 第2回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」研修
今年度、第2回目の「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」では、テーマを「リハビリテーションに関わる多職種の連携~多職種が関わって自宅生活にもっていけた症例~」とし、リハビリテーションの各病期における多職種の介入の様相をお互い理解することにより、より一層の連携強化を図ることを目的に研修を行いました。
今回は、急性期病院、回復期、生活期それぞれの施設から、8名の方(リハビリ職・看護師・MSW・ケアマネ)に事例を報告していただきました。その後、発表者の方々がパネラーとなって、フロアーの参加者達と活発な意見交換を行いました。
医療と介護の現場では、日頃からリハビリテーションに多くの方々が関わっているため、参加者は約110名と大変多くの方に参加いただきました。
各病期の施設からの実践報告の様子
本研修終了後に行った参加者へのアンケートでは、研修全体の感想として「とてもよかった」「よかった」の回答が98%、また研修の感想からは、
「急性期病院から生活期までの患者の流れを知ることができました」
「回復期での看護やリハビリ、退院調整など詳細にわかってよかった」
「情報交換、意見交換、連携が重要性なのでもっと関わっていきたい」
「各病期の問題や取り組んだ点が分かってよかった」
など、有意義な研修であったという意見が多く聞かれました。
令和元年7月18日 がん地域連携パス検討会
当院ではがん疾患に関わる連携パスの検討会を毎年開催し、協力医の先生方とよりよいパスの連携を目指しています。
本年度は、昨年度に引き続き乳がん地域連携パスの強化(専門医と地域かかりつけ医の先生方の連携診療強化)を目的として開催いたしました。
検討会では、パスの運用方法や患者支援体制等の情報交換を行ったほか、連携診療についての意見交換を行いました。また、地域医療がんパスをとりまく、医療環境などの垣根をさげた地域医療の関係づくりをテーマとしてグループワークを行いました。
緩和ケアセンター長の吉野医師の講演
テーマ「切れ目なく緩和ケアを提供するために」
多職種によるグループワーク
テーマ 「地域医療の垣根をさげた関係づくり」
令和元年6月7日 第1回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」研修
今年度第1回目となる「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」では、口腔ケアに必要なポジショニングと口腔ケアの実践について学びました。
口腔ケアについては、昨年度も第2回目の会で「糖尿病と口腔ケア」をテーマに、学ぶ機会を設けましたが、今回はリハビリテーション科医師による基調講演に加えて、歯科衛生士によるミニレクチャー、実技講習を実施しました。
講習には地域の看護師、介護福祉士、その他医療従事者等107名が参加し、実践的な講習を通じて、医療や介護の現場で日々抱えている疑問や問題に対する答えを学ぶ機会を得ました。
基調講演「姿勢のセッティングと食事介助の方法」について
ミニレクチャー「口腔ケアの実践について」
口腔ケアにおけるポイントや注意点などについて、歯科衛生士が解説しました。
実技講習
ベッド上や車いすで、誤嚥を予防するためのポジショニングについて、言語聴覚士が実際にベッドを用いた実技講習を行いました。
講師:言語聴覚士(3名)
ミニレクチャー「当院の嚥下食について」
当院の嚥下食について、実食を交えながら、管理栄養士が解説しました。
講師:管理栄養士(3名)
本研修終了後に行った参加者へのアンケートでは、研修全体の感想として「とてもよかった」「よかった」の回答が98%、また研修の感想からは、
・嚥下に必要な内容を具体的に説明していただけた。
・円背の方のポジショニングの仕方がわかってよかった。
・実践的に学べてよかった。
など、参加者からは有意義な研修であったという意見が数多く聞かれました。
平成30年度の講演会
平成31年3月19日 第3回 「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」 研修
本年度第3回目のテーマは、「各施設における排尿自立に関する実践報告」というテーマで研修会を開催しました。
第1回目の「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」では、排尿における現状の課題をあげ、排尿自立に向けた排尿ケアチームと他病院多施設の連携につなげていく取り組みについて各施設の方々から、発表していただきました。
第1回の開催から約半年経った今回は、各施設での排尿自立についての実践的な取組みについて報告していただくとともに、グループワークの中で各施設の課題を共有しました。
発表風景
(藤枝市立総合病院 2階講堂)
各ループワーク後に、泌尿器科 速水医師からの講義を聴講している様子
本研修の発表者
- 岡本石井病院
- 聖稜リハビリテーション病院
- 愛華の郷
- 亀寿の郷
- 藤枝市立総合病院
本研修には、藤枝市内の医療・介護・福祉関係の各施設から約60名の方々が参加しました。研修終了後に実施したアンケートでは、参加して「とてもよかった・よかった」の回答が100%を占め、また参加者からは、
・各施設の排尿ケアチームの活動を知ることができて大変勉強になった。
・排尿自立の様々なケース、対策について知ることができ参考にしたいと思った。
・排尿ケアのアセスメントを多職種で、できる連携があるといいと思った。
などの声も聞かれ、大変学びの深い研修となりました。
今後は、さらなる排尿、排便の自立に向けて、地域医療と介護・福祉の連携推進に一層取り組んでいく必要性を感じました。
平成30年11月13日 第2回 「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」 研修
第2回目のテーマは、糖尿病と口腔ケアの関係が非常に意味深いことを改めて認識し、その関係性と必要性について学ぶ機会として下記の内容で「つなぐ会」を計画いたしました。
糖尿病の合併症の一つに、歯周病があげられます。医療や介護の現場で日々抱えている疑問や問題を皆さんと共有し解決の糸口を見出していきたいと考え研修が開催されました。
1.基調講演 | 「高齢者糖尿病治療における、口腔ケアの重要性」 | 藤枝市立総合病院 内分泌内科 岡西 |
2.シンポジウム | テーマ 「糖尿病と口腔機能低下症の実際」 |
司会:地域医療連携担当部長 井原 座長:副院長・医療支援センター長 石神 歯科口腔外科 渡貫 |
シンポジスト1 「糖尿病と歯周病との関連について」 |
モチヅキおかべ歯科クリニック 望月先生 |
|
シンポジスト2 「糖尿病診療における医科歯科連携の展望」 |
藤枝市立総合病院 内分泌内科 森田 |
|
シンポジスト3 「糖尿病教育入院患者の口腔内の現状報告」 |
藤枝市立総合病院 歯科衛生士 塚本 |
|
シンポジスト4 「歯周病は万病のもと、栄養は万能薬」 |
藤枝市立総合病院 NST担当看護師 三山 |
シンポジウムでは、臨床実践のそれぞれの立場からご発表をいただき、フロアーの参加者からは、
各施設で起きている問題や課題などを例に挙げ活発にディスカッションが行われました。
研修終了後のアンケートからは、以下のような意見が聞かれました。
- 歯周病と全身疾患の関連性について医療関係者が共通の認識を持つことができてよかった。
- 糖尿病の悪化をくい止めるには口腔ケアが重要だとわかった。
- 各専門職種の連携が大切だと分かった。
- 口腔ケアとサルコペニア、オーラルフレイルの重要性について学べた。
*研修終了後の参加者からは、この様な意見が多数あったことからも口腔ケアの重要性について学ぶことが
でき、さらに地域医療と介護・福祉へとつなぎ、口腔ケアに取り組んでいく必要性を感じた。
平成30年7月5日 がん地域連携パス検討会
当院ではがん疾患に関わる連携パスの検討会を毎年開催し、協力医の先生方とよりよいパスの連携を目指しています。
本年度は、乳がん地域連携パスを専門医だけでなく地域かかりつけ医の先生方との連携診療を強化することを目的として開催いたしました。パスの運用方法や患者支援体制等の情報交換、連携がスムーズにはかれるための意見交換会を行いました。大変、有意義なグループワークとなり今後の課題が明確となりました。
講演 「乳がん診療ガイドライン改定に伴う治療と動向」 乳腺外科 科長 長谷川
地域医療連携パスにおける意見交換の様子
平成30年6月14日 第1回 「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」 研修
昨年度は、口腔ケアマニュアルの活用推進から食支援、そしてリハビリへとつなげてきました。今年度も継続してレベルアップを図っていきたいと思います。今年度当院では、排尿ケアチームを設定し排尿自立に向けた新たな取組みを行っていく予定です。排尿自立指導は、院内から院外へと継続し、人として尊厳を守り、ADLの維持、早期退院、寝たきり防止につなげ、質の高い排尿自立を目指していきたいと考えています。
第1回目は、急性期病院から、当院の泌尿器科 速水医師より「急性期における排尿自立について」ご講演をいただき、回復期、慢性期病院から排尿の現状をご報告いただきました。排尿自立に向けて排尿ケアチームと他病院多施設が協働して取り組む事業へと発展させたいと思い研修を開催いたしました。
- 藤枝市立総合病院 「当院の脳神経疾患患者の尿道留置カテーテルの現状と今後の課題」
発表者 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 山邊優子
- 聖稜リハビリテーション病院 「回復期病棟における排尿ケア」
発表者 回復期病棟認定看護師 小倉有紀子
- 誠和藤枝病院 「慢性期における排尿の現状」
発表者 2A病棟主任 杉村博美
- 岡本石井病院 「自施設における排尿自立への取り組み 」-トイレ誘導を通して患者のQOLを高める-
発表者 理学療法士 塚本琢也
「グループワーク中の様子」H30.6.14(木曜日)18:30~20:00 講堂 参加者役120名
グループワークでは、各施設の排泄の現状や問題点について、活発な意見交換が行われ、急性期病院から後方病院や施設に継続的に繋いでいくことなどが今後の課題として挙がりました。
平成30年6月7日 地域医療連携研修
平成30年度 地域医療連携研修「熱中症の予防と対策・高齢者の脱水の特徴」について地域で高齢者を支援する医療・介護・福祉関係者を対象に開催いたしました。
■開催日時
- 平成30年6月7日(木曜日) 18:00~19:00
- 平成30年7月12日(木曜日)18:00~19:00
(*2回は同じ内容)
この時期におこる、高齢者の熱中症と脱水の特徴を講義形式で約100名が参加し開催いたしました。熱中症と脱水症の特徴を学び軽い症状のうちに対応することで重症化を防ぐとともに、この暑い時期をのりきる方法を身につけて高齢者を支援することを学びました。
平成29年度の講演会
平成29年10月13日 第2回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」
10月13日当院にて、平成29年度第2回「地域医療と介護・福祉をつなぐ会」を行いました。
テーマは、「虚弱高齢者(フレイル)の嚥下機能低下の理解とケアの基礎を学ぶ」で前回に引き続き「食への支援」の研修です。
はいなん吉田病院の川本言語聴覚士による「高齢者の老化現象に伴う嚥下機能の低下と誤嚥を防ぐ食事介助の基礎」の講義を受けた後、6ブースに分かれてグループ巡りの体験や説明を聞きました。ブースは、
「食事時の基本姿勢とポジショニング」
「口を開けない、開けられない人へのアプローチ」
「嚥下食の紹介と相談コーナー・食事介助の基本」
「薬の飲み方・相談コーナー」
「歯科医師の相談コーナー」
「嚥下食品展示コーナー」です。
15の専門職種158名の方の参加をいただきました。
「食への支援」は、個人の生きてきた長い歴史や生活習慣、生活様式、価値観などが大きく影響しひとりひとりの課題があることがわかりました。
まずは、高齢者の老化現象に伴う嚥下機能低下の理解をベースに各専門職が取り組みました。基本的な学びとなり、少しでも高齢者介護に生かすことができればと思います。
ご協力いただきました他機関の専門職の方々、ありがとうございました。
歯科衛生士による「口を開けない、開けられない人へのアプローチ」
業者による「嚥下食品の展示コーナー」
薬剤師による「薬の飲み方・相談コーナー」
歯科医師による「相談コーナー」
理学療法士による「食事時の基本姿勢とポジショニング」
管理栄養士、言語聴覚士による嚥下食の紹介と相談コーナー・食事介助の基本
平成28年度の講演会
平成28年11月25日「冬場に多い高齢者の感染症」
11月25日に「冬場に多い高齢者の感染症」のテーマで、地域の介護支援事業所に勤務する方を対象に行ないました。
講師は、当院の感染管理室長の小清水医師から「インフルエンザ、ノロウイルス感染症の基礎知識」また戸塚感染管理認定看護師から「その感染予防と対策」の内容です。
「感染症の基礎知識」は、感染経路、予防方法、ワクチン効果、介護施設での入所者への予防方法、治療等の内容です。参加者からは、「わかりやすい内容だった」「よくわかった」と感想をいただきました。
「感染予防と対策」は、流行前の「感染症をもらわない対策」、流行中の「広げない対策」を中心に、入所者や職員、家族への対応方法、住居環境のなど具体的な内容で現場に沿い明日から活かせる内容でした。 演習では、ノロに罹患した方の嘔吐物の処理方法をグループで演習しました。拭き取ったはずの嘔吐物(蛍光塗料を含んでいるため)が目に見えない場所まで広く飛び散っているのがわかりました。感染症を広げないための処理方法の重要性に皆さん納得しました。
今後も地域医療支援病院として、地域の医療、介護、福祉の現場で働く方のために研修を企画していきたいと考えています。
平成28年11月10日 地域医療と介護・福祉をつなぐ会
「病院と地域の薬剤師の連携 訪問薬剤管理指導について学ぶ」 をテーマで総勢160名の参加があり訪問服薬指導への関心の高さに驚きました。 研修は、「病院と地域の薬剤師の連携と活動」「訪問薬剤管理指導が介入した事例」「意見交換会」の3部構成で研修が進みました。
事例発表は、病院と在宅でのシームレスな連携を退院前カンファレンスで再現し、その後在宅での薬剤指導の実際の説明がありました。「カンファレンスを見て在宅への介入方法や流れがよくわかった」「在宅での薬剤師さんの役割が理解できた。」「多職種連携の必要性がわかった。」等の感想をいただきました。
また意見交換会では「薬剤師さんと顔の見える関係ができ支援しやすい」「他職種の方と話ができ現場の声がわかった。」等もっと話す時間がほしい研修の様子でした。 今後さらに訪問服薬管理指導、多職種間の連携が充実するように、現場の声を聞きながら地域包括ケアの促進に参加、協力していきたいと考えています。
参加していただきました皆様ありがとうございました。
平成28年8月4日 第1回 地域医療と介護・福祉をつなぐ会
8月4日「第1回目の地域医療と介護・福祉をつなぐ会」を行いました。約130名の参加でした。
藤枝市口腔ケアハンドブックが完成しハンドブックのケアの要点「保清」「保湿」「口腔リハビリ」と「商品」と「歯科医師の質問」のブースを設けグループで巡る研修を行いました。
保清1ブース 車椅子の方
保清2ブース 臥床利用者
保育ブース
リハビリブース
聖稜リハビリ病院の理学療法士の方々が講師です。
商品ブース 試飲もできました。
歯科医師の質問コーナー
在宅訪問をしている医師も参加。
- この記事に関するお問い合わせ先
更新日:2022年02月16日