リバース型人工肩関節(RSA)について

リバース型人工肩関節(RSA)とは

従来、変形性肩関節症や重度の骨折に対しては上腕骨頭置換術や全人工肩関節置換術が施行されてきました。しかし、これらはいずれも「腱板機能が温存されていること」が前提条件で腱板機能を失った腱板の修復不能な患者さんの治療に難渋することが多かったです。フランスを初めアメリカでは以前から使用されていた「リバース型人工肩関節」が国内でも2014年から認定された医師のみ使用可能となりました。

当院でも腱板修復不能な患者さんや重度の骨折に対してリバース型人工肩関節を施行することができます。しかし、導入から10年程度の新技術であるため資格を有した医師だけでなく患者さんにも年齢の制限やしっかりとした適応を見極めてから使用することがガイドラインで決められています。「以前、骨折してから痛みが続いてあげられない」「最近、反対の手ではあげられるけど、自分では腕が持ち上がらない」などの症状のある患者さんには適応がある可能性があります。ぜひ、ご相談ください。
 

重度の骨折
変形性肩関節症
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更新日:2024年04月01日