心臓リハビリテーション室
外来心臓リハビリテーション実施時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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AM 9:00~10:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
AM 10:30~11:30 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PM 1:00~2:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※開始15分前までに、外来22番(循環器内科外来)にお越しください。
※完全予約制です。
心臓リハビリテーションとは
1.心臓リハビリテーションの効果
心臓疾患は一度罹ると完治することはとても少ない病気です。医療技術の進歩により多くの心臓疾患が治療可能となりましたが、それでも再発を防ぐために治療の継続が不可欠であることに変わりはありません。その中で運動療法は極めて有効性の高い治療の一つです。適切な運動を長期間継続して行うことで病気の再発予防、再入院率・死亡率の減少、症状の軽減、さらには筋力低下を防ぎ快適で質の高い生活を維持することができる(健康寿命の延長)ようになります。
2.適切な運動量とは?
一般的には会話ができる程度の負荷が適切な運動とされていますが、もともとの体力や年齢など様々な要素が影響するため、一人一人その内容は大きく異なります。当院では患者さん個々の状態に応じた適切な運動量を客観的に評価する目的で、心肺運動負荷試験(CPX)を実施し、その結果に基づいて適切な運動量を決定します(運動処方といいます)。(図1)
図1 CPX検査時の写真
3.心臓リハビリテーションでできること
心臓リハビリテーション室では運動処方に従ってスタッフの指導のもと、安全に適切な運動を行うことができます(図2)。また、食事療法や禁煙療法など、生活習慣の改善も行うことで運動療法の効果はさらにアップします。そのため食事や薬など運動以外のことに関しても日常生活において不安な点があれば専門のスタッフが対応いたします。
図2 心臓リハビリテーションの流れ(約1時間)
4.心臓リハビリテーションの対象となる病気
- 急性心筋梗塞
- 狭心症
- 慢性心不全
- 心大血管手術後
- 大動脈瘤、大動脈解離
- 閉塞性動脈硬化症
5.心臓病の再発予防と健康寿命の延長を目指して
運動療法は長期間継続して初めて有効な治療となりますが、継続するのは容易なことではなく強い精神力が必要です。運動が必要なことはわかっているけど自宅ではなかなか続かない、どの程度の運動をしていいのかわからない、安心できる環境で楽しく運動をしたい、という方はぜひ心臓リハビリテーション室をご利用ください。もし興味がございましたら、循環器内科・心臓血管外科外来(22番)まで気軽にお声をかけていただけると幸いです。(図3)
図3.心臓リハビリテーション室の場所
施設・スタッフ紹介
心臓リハビリテーション室にはサイクルエルゴメーター7台、トレッドミル(ランニングマシン)2台、心肺運動負荷検査装置1台が設置されています。また、集団で整理体操やレジスタンストレーニング(筋力トレーニング)を行う十分なスペースも確保しております。基本的に、運動時には安全のため心電図モニターを装着します。専門スタッフも常駐しており、1人1人の状態に合った安心かつ効果的なリハビリを行うことができます。
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更新日:2021年08月13日