病理検査科
スタッフ紹介
臨床検査技師 | 常勤8名 非常勤1名 合計9名 |
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事務 | 2名 |
細胞検査士 | 7名 |
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認定病理検査技師 | 3名 |
国際細胞検査士 | 2名 |
二級臨床病理技術士 | 1名 |
部門紹介
病理検査とは、癌患者さんの病気を正しく診断するのに必須の検査です。私たちは、患者さんに直接お会いすることはありませんが、病理医に協力して正しい診断を迅速に報告できるように日々努力しています。
病理検査は大別すると、組織診と細胞診とに分かれます。
病理検査科では、主な業務として、細胞診検査ならびに標本作製(組織、細胞)を行っています。また、ご遺族のご承諾のもとに亡くなった患者さんの死因を明らかにするための病理解剖業務も行っております。
病理組織検査

内視鏡で採取された胃や大腸などの一部、または手術で摘出された臓器など、患者さんの体より採取された組織が対象になります。これらの組織検体を適切に処理し、約4マイクロメートル(1マイクロメートル=1/1,000ミリメートル)の厚さに切った後、目的に応じた染色(基本はヘマトキシリン・エオジン染色)を行って、顕微鏡用のガラス標本を作製します。
標本作製は私たち臨床検査技師が行い、病理専門医が病理診断を行います。
確定診断のために詳細な検討が必要な場合は、適宜特殊染色や免疫染色を施行し、さらに遺伝子検査のための標本作製なども行っています。
遺伝子検査とは…
癌の種類だけでなく、その癌の遺伝子変異などを調べる検査です。遺伝子変異がある場合、それに応じた治療法が見つかることもあります。
癌の種類だけでなく、その癌の遺伝子変異などを調べる検査です。遺伝子変異がある場合、それに応じた治療法が見つかることもあります。

細胞診検査

体をつくりだす一番小さな単位が細胞です。はく離した細胞をガラスに塗抹し、標本を作製します。まずは細胞検査士が顕微鏡で詳細に観察し、悪性の疑いがある場合は細胞検査士同士で意見交換したのち、細胞診専門医が最終診断を行います。細胞診検査は患者さんへの侵襲が少なく簡易的な検査であるため、子宮がん検診や肺がん検診で広く普及しています。
細胞検査士とは…
日本臨床細胞学会が実施する細胞検査士資格認定試験に合格した臨床検査技師です。
この認定試験は合格率が30%と難解な試験です。資格を取得してからも学会や研修会に参加し、毎日研鑽を積むことで細胞判定の精度を磨いております。
日本臨床細胞学会が実施する細胞検査士資格認定試験に合格した臨床検査技師です。
この認定試験は合格率が30%と難解な試験です。資格を取得してからも学会や研修会に参加し、毎日研鑽を積むことで細胞判定の精度を磨いております。

病理検査科統計
平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 | |
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組織診数 | 6,163 | 6,077 | 5,531 | 5,767 | 6,114 |
細胞診数 | 8,411 | 8,008 | 6,622 | 6,409 | 6,416 |
解剖数 | 14 | 7 | 3 | 8 | 5 |
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更新日:2024年04月01日