救急患者の社会復帰を支援します

当院職員が救急認定ソーシャルワーカーの認定を受けました

2020年4月1日、当院の社会福祉士(ソーシャルワーカー)が、救急認定ソーシャルワーカーの認定を受けました。静岡県内でこの資格を取得したのはこれで2人目です。

当院は志太榛原二次医療圏で唯一の救命救急センターとして、地域住民の命を守ることを基本方針のひとつとしています。救急医療の現場において、患者さんの一日も早い社会復帰を支援をしてまいりますので、安心してご相談ください。

救急認定ソーシャルワーカー(ESW)を取得して

救急認定ソーシャルワーカーを取得した渡邉公美子

入退院・在宅支援室 渡邉 公美子

みなさんは病院にMSW(メディカルソーシャルワーカー)がいることをご存知でしょうか?

私は患者さんやご家族様に認識して頂きやすいように対応する際は “相談員” と名乗るようにしています。 “病院で何を相談する?” “何をしてくれるの?” “退院の話をする人” など抱かれる印象はさまざまと思います。

当院には現在医療相談員(MSW)が10名、退院支援看護師が3名おり、救急医療の現場だけではなく、各病棟で患者さんやご家族様の相談対応、地域の関係機関への情報発信など院内外をつなぐ窓口として機能しています。

私が上司から “救急認定ソーシャルワーカー” という資格制度を紹介して頂いたのは2年前。その時は応募要件を満たしておらず断念しましたが、自分のスキルアップの一環として昨年度資格試験に挑戦することを決めました。まだ新しい資格ですし、院内でも初めてのことだったので、上司や周りのスタッフに相談しながら事前のレポート審査に取り組みました。研修試験では全国から同じような境遇でソーシャルワークをしている面々が集まり、情報交換や悩み相談、アドバイスをしあい共通認識を持ち、切磋琢磨していけると感じました。

当院には志太榛原圏域の方だけではなく、搬送時に身元が分からない方、県外からたまたま来藤され入院となってしまった方など通院、入院される患者さんの生活背景は多種多様です。入院期間が短くなっていくなか、限られた生活課題を見出し退院までに解決策を講じていくことが日々求められています。また、救急の現場ではその場で結論を出すことが必要です。現時点での問題、解決の方法、今後起こりうる事柄を推測する力、緊急性、迅速性、臨機応変な対応が求められていると思います。

これらからも医師や看護師をはじめ患者さんや家族に関わるスタッフがそれぞれの診療に全うできるように配慮しつつ、患者さんやご家族様に真摯に対応できるようになりたいと思っています。

入退院・在宅支援室 渡邉 公美子

この記事に関するお問い合わせ先
藤枝市立総合病院

住所:静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
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更新日:2020年06月16日