手術支援ロボット「ダビンチ」を導入しました!第二弾

藤枝市立総合病院では、手術治療部門のさらなる充実のため、手術室の増築工事を実施し、令和3年3月末に工事が完了しました。

新たに増築された手術室は、腹腔鏡下、胸腔鏡下手術やロボット支援手術等の低侵襲手術(患者さんへの負担が少ない手術)に対応できる施設となっています。

ロボット支援手術について

ロボット支援手術は患者さんの負担が少ない腹腔鏡手術と同じようにいくつかの小さな切開部を作り、医師の操縦に従って内視鏡やメス、鉗子を動かして行う手術です。ロボットといっても人の形をしているわけではありません。また、全自動で手術が行われるというものでもありません。ロボットが医師の手の代わりとなり、細やかな動きをして、医師の技術を支援します。

手術支援ロボットダビンチ
手術支援ロボットダビンチ

ダビンチは低侵襲技術を用いて複雑な手術を可能とするために開発され、高画質で立体的な手術画像の下、人間の手の動きを正確に再現する装置です。ダビンチを使用することで患者さんにとって下記のようなメリットがあります。

  1. 傷口が小さい:皮膚の切開は鉗子を挿入する8~12ミリメートルほどの幅を数カ所。
  2. 出血量が少ない:開放手術と比較して極めて少ない出血量。
  3. 術後の疼痛が少ない:傷口が小さいため術後の疼痛が少なく済みます。
  4. 早期の回復:傷口が小さく、出血量も少ないことで術後の回復も早くなります。
  5. 機能の温存が向上:鉗子の操作性が良く、ロボットの繊細な動きにより身体機能の温存できる可能性が期待できる。

ダビンチはさまざまな疾患の手術に対して使用されていますが、当院では令和3年度秋から前立腺がん摘出手術において使用を開始してまいります。

この記事に関するお問い合わせ先
藤枝市立総合病院

住所:静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
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更新日:2021年04月13日