人気企画！市民健康セミナー「転ばぬ先の健康習慣」を開催しました

5月28日、生涯学習センターにて『知って得する 市民健康セミナー』が開催されました。

今回のテーマは「転ばぬ先の健康習慣 ～健康寿命を延ばすための転倒防止の秘訣～」。みなさんの関心が高いテーマということもあり、定員25名という予約枠はすぐに埋まってしまい、キャンセル待ちが出るほどの人気企画となりました。

講師は当院のリハビリテーション科の理学療法士。参加者の歩行速度と両手の握力を測定してからスタートです。

まず最近よく聞く「フレイル」について。フレイルとは健康と要介護の間の状態のことで、寝たきりにならないための予備力をつけることが大切だと教わりました。

身体的なフレイルはもちろん、心理的フレイルや社会的なフレイルが相互に影響して、負の連鎖を生む場合があることもわかりました。

フレイル予防には日々の運動が大切だという説明を受けた後、実際に転倒防止に効果的な立ち座り運動や、イスを使ってのバランストレーニングを実践しました。

参加者のみなさんは自分の歩行速度や握力の測定値を参考にしながら、日々の運動量が足りているかを考えるいい機会になったようです。

運動の後は調理室に移動し、講師は藤枝市保健センターで調理師をしている山城さんにバトンタッチ。火を使わずに簡単に作ることができて、タンパク質も摂取できるレシピを目の前で作ってもらいました。

「ふわとろ甘酢鶏だんご」はレンジだけで作れる簡単なレシピで、洗い物が少ないこともポイント。実際に試食した参加者からは、「簡単にできるから挑戦したい」という声が多数上がりました。

セミナーは約1時間という短い時間でしたが、健康寿命をのばすための知識が詰まった内容となりました。