看護部 医療DXの成果「より安全安心な看護へ」新聞報道
看護情報やデータをデジタル技術でつなぎ業務の効率化と質の向上を同時に実現する「医療DX(デジタルトランスフォーメーション)」の取り組みで、当院看護部が看護の質向上や業務の効率化などの働き方改善に大きな成果を挙げています。
先ごろ、静岡新聞社の取材も受け、<医療DXで『患者のそばに』 看護記録や情報共有を円滑化 ゆとり生まれ ケアの質向上>という見出しで写真・図解入りの記事が静岡新聞の社会面に大きく紹介されました。
| 報道機関 | 静岡新聞 |
| 報道の日 | 令和8年6月3日(水曜日) |
| 標 題 | 医療DXで「患者のそばに」ゆとり生まれケアの質向上 藤枝市立総合病院、看護記録や情報共有を円滑化 |
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どんな取り組み?
この取り組みは2023年度に導入した「チームコンパス」という新たな看護記録システムから始まりました。次いで翌24年度に看護業務の無駄を省く「セル看護提供方式®」を導入、さらに25年度には独自開発した「電子看護ワークシート」を加え、着々と患者さんにより一層寄り添う新看護体制を構築しました。
「チームコンパス」で時間短縮
「チームコンパス」には厚労省標準規格の電子カルテ用看護用語集のほか、患者さんごとの症状やケア項目などのデータが盛り込まれ、電子化によって看護計画・記録の作成が効率よくできるようになりました。
それまで1~2時間かかっていた看護計画の立案などはわずか15~20分程度になり、整理された情報で新人やベテランの別なく一定のレベルの計画ができるのでだれもが正確に理解しやすくなりました。
このシステムは情報の可視化に優れ、患者さんの症状の経過や状態がグラフや表で表示されたり、すべての入院患者さんの重症度も一覧化されたりするので、看護師同士がチェックしサポートしあうことも可能です。

「セル看護提供方式®」で看護の質向上
「セル看護提供方式®」は病室とナースステーションとの往復をなくして常に患者さんのそばで仕事を完結させる業務方式です。チームコンパスとの組み合わせで、端末機器をはじめ必要な物品をカートに乗せて“屋台化”し、ナースステーションに戻らなければできなかった仕事のほとんどを患者さんのそばでこなすことができるようになりました。
チームコンパスを使ってその場で看護記録を入力し、仲間とタイムリーに情報を共有できます。看護師一人が受け持つ患者さんの数も削減して適正化し、患者さんと向き合うゆとりを生み出しました。その分、患者さんのケアに意識が向けられ、個々の看護師が気づきを生かす仕事に向き合える状況が生まれつつあります。
認知症ケアの充実によって、患者さんの身体拘束率も13%から3%に減少しています。

「電子看護ワークシート」でスムーズな情報共有
「電子看護ワークシート」は看護師が受け持ち患者の必要なケアなどを整理する作業情報共有シートです。記述記録式だった以前の看護ワークシートを、チームコンパスを活用して開発した電子化シートです。電子カルテの情報がリアルタイムで反映され、情報共有がスムーズになり看護師同士の業務を補完しやすくなりました。
記述記録と違って予定変更や追加指示のミス、紙の紛失や情報漏洩のリスクが減少しました。患者さんごとのスケジュールが時系列に可視化でき、スケジュール調整も容易になって看護業務の質の向上が図れます。
トリプル効果で時間外勤務も大幅減へ
以上3つ施策を組み合わせたトリプルのDX効果で、25年度の看護部全体の時間外勤務は23年度と比べて約1万5千時間も減りました。
十鳥依利子看護部長は「看護師の動線や記録など従来の非効率な方法を徹底的に解消することで、看護師が患者さんのそばにいる時間を最大化し、より安全安心な看護を提供できるようになりました」と記者のインタビューに答えています。
この医療DXは、看護の理想の実現に大きく貢献する魅力的な取り組みとして、入職を希望する声も伝えられるようになりました。
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更新日:2026年06月08日












