初期研修を終えての感想

令和4年度初期研修修了者

令和4年度初期研修修了 佐野 眞子

赴任初日、スーツを着て緊張でガチガチになりながら病院に向かったのを昨日の事の様に思い出します。初期研修の2年間は本当にあっという間でした。

初めは右も左もわからない状態で、自分の無力さに落ち込むことも多々ありましたが、先生方の丁寧なご指導のおかげで徐々にできることが増え、自信をもって診療に携われるようになりました。特に不安の大きかった救急外来の業務も、コメディカルの方々に幾度となく助けて頂き、ご指導頂いてここまで成長できたと思います。心から感謝しています。そしてなにより優秀な同期後輩に恵まれて、大変な時にはお互いに助け励まし合い、プライベートでも仲良くして貰い、刺激的で幸せな日々でした。医師としての第一歩をこの病院で踏み出すことが出来たのは、私にとって大きな財産です。初期研修を通してお世話になったすべての方に、心より感謝申し上げます。

4月からは東京都内大学病院の小児科で後期研修を行うことになりました。まだまだ至らない点ばかりで新天地で後期研修をスタートすることに不安でいっぱいですが、初期研修で学んだことを自信にして、自分らしく頑張っていこうと思います。

令和4年度初期研修修了 田頭 祥之助

つい先日入職の挨拶を書いたような気がしますが時が経つのは早いもので、藤枝にやってきてからもう2年が経とうとしています。まだまだ学生気分の抜けきらない2年前の4月第1週に初めて当直に入り、何もできずに右往左往していたことが昨日のように思い出されます。あの時は2年目の先輩方がまるで全知全能の存在のように見えていましたが、2年間の研修を経て私も少しは後輩から頼りにされる存在になれたでしょうか。

藤枝での2年間の初期研修を振り返ると、とても温かい環境だったなと思います。1年目の4月に全く縫合ができなかった私に愛ある檄を飛ばしてくださった外科の某先生をはじめ、上級医やコメディカルの方々は皆総じて研修医の成長を促し、温かく見守ってくださりました。お互いにほどよい距離感でありつつも何でも話せた同期たちや、めざましい勢いで成長してとても良い刺激になってくれた後輩たちもありがたい存在でした。また、中部保健所での研修など私のわがままを聞いてくださった研修センターの皆様にも大変お世話になりました。この場を借りて御礼申し上げます。

今年の4月からは都内の出身大学病院の小児科へいったん戻りますが、その後来年の4月には静岡県内病院へ赴任する予定です。もはや第2の故郷と言っても良いであろう志太榛原地域に戻ってくることを楽しみにしつつ、小児科医として研鑽を積んでいく所存です。

令和4年度初期研修修了 藤澤 翔太

気づけば初期研修も2年目の3月となり、慌ただしく新天地に向けて準備する季節となりました。暖かく日も長くなり暮らしやすい季節が近づき、気分も明るくなるこの頃ですが、この辛くも楽しい藤枝での2年が終わろうとしていることに寂しさを覚えずにはいられません。初めての社会人と医師としてのデビューであり、ストレスで病んで死んだりしないようにしようということを第一目標として研修をスタートしましたが、こう終えてみるともっと頑張れたのではないか、知識や技術を身に付けるべきではなかったのかと振り返ってしまいます。一方で学生の頃は全く決まっていなかった志望科は、自信をもって放射線科と決めることができ、自分の知識と経験がまだまだ全く足りていないことを自覚しつつも、読影の知識を着実に身に付けている最中で、今後も勉強していける、していかなければならないという自信と覚悟は付いたと思います。これはひとえにこのような素晴らしい研修環境を提供して下さった先生方、コメディカルの方々、教育研修センターの方々のおかげであり、感謝をしてもし切れません。

来年からは放射線科専攻医として、もちろん病んで死なないことを第一目標としつつも、藤枝での2年を土台としてより一層研鑽に励みます。2年間誠にありがとうございました。

令和4年度初期研修修了 水谷 周平

2年間の研修生活があっという間に終わってしまい、間も無く後期研修が始まろうとしています。研修医になりたての頃を振り返ってみると、初めての当直で、2年目のそばで手取り足取り指導いただきながら、訳もわからず乗り切ったこと、採血業務で初めて人に針を刺した時のこと、コンサルが無茶苦茶で跳ね返されたこと、色々と思い出されることがあります。当時の自分と今の自分を比較してみると、少しは成長できたのかなと感じられることが多々あります。そういった成長を実感できたことが、研修医としての生活が非常に充実しているように思います。気分が落ち込む時や、投げ出したくなるような時もありましたが、それを乗り越えられたのはコメディカルの方々や上級医、研修センターの方々、何より研修医同期の支えがあったからだと強く思います。

これから仕事をしていく上で、藤枝で研修医として過ごした2年、初心を忘れず邁進できればと思います。来年は泌尿器科として県内大学病院で勤務することになります。またお世話になることがあれば、よろしくお願いします。

令和4年度初期研修修了 三間 芳人

光陰矢の如しで、気づけばもうSenior Residentとなろうとしています。

最初は素人からのスタートでしたが、救急外来、皮膚・リウマチ外来での荒波に飲まれて、虫けらくらいには成長できたと思います。

本当に好き勝手にやらせて頂きました。自分の好きな症例があれば勝手に診察に行って勝手にカルテを書いたり、全然関係ないことを質問したり、興味のある採血項目を出したりと、いい思い出ですが。来年度から皮膚科専属のDr.としてSeniorの仲間入りをします。

皮膚科を志したのは小3です。汗疹とか乾燥とかで肌が弱くてなんとなく興味を持ちました。その後、幅の広さに魅了されたのと、アレルギーの研究に一番打ち込めると思い、中高で固まりました。頭の髪の毛~爪まで、内臓臓器も一緒に考え、病理やダーモスコピーも扱う範囲の広さが魅力ですね。しかも病気の人が初めに来るのが皮膚科ということも多く、僕たちがしっかり病気を拾い上げる必要もあるという使命感にも燃えています。

今後の当面の目標は教授まで最短ルートで行くことです。夢はまだ確立していない概念を確立してコペルニクス的転回を皮膚科の世界で起こすことです。2年間色々とありがとうございました。また逢う日まで~。

令和4年度初期研修修了 村松 恭祐

2年間の藤枝での研修に関して様々な場面、たくさんの人に支えられて無事終えられたこと、ここで感謝申し上げます。僕はかつて高校生の時に、家族の病気をきっかけに神経の道を志しましたが、大学時代はあまり人とも触れ合わず研究室に籠って鬱々と研究していました。新しい知見を発見したいがあまり、その対象に目が向かなかったのだと思います。一体自分が何を目指しているのか、もやもやとした気持ちが続いたまま卒業しました。

しかし藤枝に来て、患者に寄り添う医師やメディカルスタッフの姿を見ました。神経一辺倒で何も知らない僕を支えてくれた同期の優しさも感じました。今後どんな道に進もうとも、僕は"優しくありたい"と、目標が一つ増えました。東京でもこの暖かくなった心でどこまで頑張れるかは分かりませんが、微力を尽くしたいと思ってます。どこかで出会ったら話しかけて、また暖めてください。

令和4年度初期研修修了 横山 真依子

気がつけば桜が咲き始め、あっという間に研修医の2年間が終わろうとしています。
2021年4月、国試の知識なんて全て吹っ飛んだ状態で研修医生活がスタートしました。

初めはカルテの使い方を覚えることからスタートしました。
1年生の時は、日常業務でも日当直でも日々自分の無力さ・不勉強さを痛感させられ、反省反省の毎日でした。12月にローテーションした呼吸器内科ではICUの患者さんの治療を任され、何もできずに、面談のとき指導医の先生の目の前で大号泣したのも、今となってはいい思い出です。2年生になると、志望科も定まり日々楽しく仕事を行うことができるようになりました。乗り越えてきた小さな困難のひとつひとつが自分の成長に繋がっているのだと実感できました。
2年前は何もできなかった私も、同期や先輩・後輩、指導医の先生方、事務の方々に支えられてなんとかここまでやってくることができました。これまで私に関わってきてくださった方々にこの場を借りて感謝申し上げます。

4月からは形成外科医として引き続き藤枝市立総合病院で勤務します。傷のことはお任せ下さい!…と言えるようにこれからも精進していきたいと思います。2年間本当にありがとうございました。

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教育研修センター

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電話番号:054-646-1111(代表) ファクス:054-646-1122
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更新日:2023年07月06日