令和5年度 藤枝市立総合病院 病院指標
はじめに
当院はDPC対象病院です。DPC/PDPSとは、diagnosis procedure combination/per-diem payment systemの略で、厚生労働省が定める診断群分類を使った1日当たり包括払い制度のことです。病名と診断内容等の組み合わせにより、1日当たりの定額医療費を基本として計算します。
今回公開する「DPCデータに基づいた病院指標」とは、当院で得られたDPCデータから厚生労働省が定めた全国統一の定義式に基づいて作成した病院指標のことです。
■目的
当院の現状と特徴を全国統一の基準に基づいて分析し、その結果を公表することによりみなさまに今まで以上に医療に対しての理解を深めていただくことにあります。
また、こうして得たデータをもとに更なる医療の質の向上に努めてまいります。
■対象
令和5年4月1日から令和6年3月31日までの退院患者。
厚生労働省が定めるDPC包括払いの対象外症例は含まれておりません。「患者数」は計測期間内の退院数となります。入院中に病状が変わり診療科を変更した場合（転科）は、退院時の診療科の件数になっています。
目次
病院指標
医療の質指標
1．年齢階級別退院患者数
| 年齢 区分 |
0～ | 10～ | 20～ | 30～ | 40～ | 50～ | 60～ | 70～ | 80～ | 90～ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 患者数 | 636 | 233 | 231 | 371 | 665 | 1,074 | 1,750 | 3,251 | 2,722 | 771 |
当院を退院した患者さんを10歳ごと年齢階級別に分けた件数です。当院では60～90歳代の入院患者さんが多く、全体の7割以上となっています。
当院では、新生児から高齢者まで幅広い年齢層の患者さんを診療しております。また、当院は、地域医療支援病院、救命救急センター、地域がん診療連携拠点病院、がんゲノム医療連携病院に指定されており地域の中核的な病院として機能しています。
2．診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
各診療科の上位5位までの診断群分類14桁別患者数です。
診断群分類は、WHO（世界保健機関）が定めた国際疾病分類（ICD）に基づき、まず18の主要診断群分類に分けられ、患者さんの臨床的類似性とその医療資源の均一性に着目して疾患が分類されています。18分類に属する約500以上の基礎疾患を重症度、年齢、手術・処置の有無等で分け更に4,000を超える診断群に分類しています。これがDPCコード（診断群分類14桁）になります。DPCによる算定では、一入院で医療資源を最も投入した病名により決定されます。
当院の入院費用の計算は、このDPC（診断群分類）を用いた包括評価支払いです。DPC名称はDPCコードを示す名称となっています。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
※年間の症例数が同一の場合は、症例数の多い方から順に5症例を掲載しております。
診断群分類別患者数等（診療科別患者数上位5位まで） (圧縮ファイル: 4.3KB)
消化器内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 060340xx03x00x | 胆管（肝内外）結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 153 | 7.87 | 8.75 | 2.61％ | 71.27 | |
| 060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患（良性腫瘍を含む。） 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 79 | 2.94 | 2.61 | 0.00％ | 69.22 | |
| 060190xx99x0xx | 虚血性腸炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 74 | 7.86 | 8.55 | 0.00% | 67.78 | |
| 060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 68 | 7.57 | 7.58 | 0.00% | 67.69 | |
| 060020xx04xxxx | 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 | 52 | 8.58 | 7.61 | 0.00% | 75.02 |
消化器内科で最も多いのは、胆嚢から胆管へ出てしまった胆石や胆管炎、胆管の閉塞に対する内視鏡治療です。
2番目は、大腸、小腸などのポリープ等の良性疾患の内視鏡治療です。
3番目は、虚血性腸炎の治療です。
4番目は、大腸、小腸などにある憩室の疾患（穿孔や膿瘍を伴わない）です。
5番目は、胃癌の内視鏡治療です。
呼吸器内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 168 | 19.90 | 18.65 | 5.95% | 74.35 | |
| 040040xx99200x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 148 | 3.05 | 2.98 | 0.00% | 72.83 | |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 65 | 6.08 | 8.33 | 0.00% | 71.54 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 60 | 19.05 | 20.60 | 25.00% | 84.65 | |
| 040040xx9900xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 34 | 10.06 | 13.59 | 11.76% | 74.79 |
呼吸器内科で最も多いのは、間質性肺炎の治療と2番目の肺がんの診断のために気管から細いカメラを挿入して、組織や細胞を採取する気管支鏡検査です。
3番目は、肺がんの化学療法です。
4番目は、誤嚥性肺炎の治療です。
5番目は、肺がんの治療です。
外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等 手術・処置等1 なし | 119 | 10.72 | 9.88 | 0.00% | 62.01 | |
| 060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア（15歳以上） ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 93 | 4.67 | 4.55 | 0.00％ | 71.19 | |
| 060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 75 | 9.73 | 8.95 | 2.67％ | 70.23 | |
| 060330xx02xxxx | 胆嚢疾患（胆嚢結石など） 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 65 | 7.08 | 5.98 | 0.00% | 61.95 | |
| 090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） | 49 | 6.65 | 5.64 | 0.00% | 63.59 |
外科で最も多いのは、乳がんの乳房切除術等の外科治療です。
2番目は、鼠径ヘルニアの外科治療です。
3番目は、腸閉塞（イレウス）（ヘルニアではないもの）の治療です。
4番目は、胆嚢の結石等の疾患の外科治療です。
5番目は、乳がんの乳房部分切除術等の外科治療です。
整形外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 230 | 25.58 | 25.50 | 66.09% | 83.20 | |
| 07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。） 人工関節再置換術等 | 127 | 17.91 | 19.55 | 3.94% | 66.47 | |
| 160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 78 | 3.21 | 4.76 | 0.00% | 62.35 | |
| 160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術 鎖骨、膝蓋骨、手（舟状骨を除く。）、足、指（手、足）その他等 | 32 | 18.28 | 18.32 | 18.75% | 57.88 | |
| 160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。） 手術なし | 32 | 16.91 | 19.34 | 59.38% | 76.16 |
整形外科で最も多いのは、大腿骨頚部骨折等に対して人工関節へ入れ替えを行う外科治療です。
2番目は、股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む）の人工関節置換術等の外科治療です。
3番目は、前腕骨折の外科治療です。
4番目は、足関節、足部骨折の外科治療です。
5番目は、胸椎や腰椎の骨折損傷の治療です。
循環器内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050130xx9900x0 | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 他の病院・診療所の病棟からの転院以外 | 145 | 16.14 | 17.38 | 14.48% | 83.54 | |
| 050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 87 | 10.03 | 9.77 | 2.30% | 80.24 | |
050030xx97000x |
急性心筋梗塞（続発性合併症を含む。）、再発性心筋梗塞 その他の手術あり 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 82 | 10.89 | 11.54 | 1.22% | 71.12 | |
| 050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 54 | 4.39 | 4.26 | 0.00% | 68.19 | |
| 050130xx9901xx | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり | 51 | 16.00 | 18.31 | 7.84% | 83.41 |
循環器内科で最も多いのは、心不全の内科治療ですが、心不全は病名ではなく、症候名であるため複数の疾患名を含んでいる場合が考えられます。
2番目は、徐脈性不整脈等のペースメーカー手術です。
3番目は、急性心筋梗塞のカテーテル治療（PCI）です。
4番目は、狭心症・陳旧性心筋梗塞のカテーテル治療（PCI）です。
5番目は、人工呼吸器を使用した心不全の内科治療です。
眼科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 499 | 2.31 | 2.54 | 0.20% | 76.09 | |
| 020220xx97xxx0 | 緑内障 その他の手術あり 片眼 | 84 | 2.54 | 4.82 | 0.00% | 74.76 | |
020200xx9710xx |
黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 49 | 3.71 | 5.67 | 0.00% | 72.29 | |
| 020240xx97xxx0 | 硝子体疾患 手術あり 片眼 | 39 | 3.49 | 4.88 | 0.00% | 71.54 | |
| 020160xx97xxx0 | 網膜剥離 手術あり 片眼 | 37 | 7.27 | 7.81 | 0.00% | 56.92 |
眼科で最も多いのは、白内障で水晶体を人工レンズに入れ替える外科治療です。
2番目は、緑内障の外科治療です
3番目は、網膜前膜・黄斑円孔の外科治療です。
4番目は、硝子体出血の外科治療です。
5番目は、網膜剥離の外科治療です。
泌尿器科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 127 | 2.96 | 2.44 | 0.00% | 73.36 | |
| 11012xxx02xx0x | 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病 なし | 75 | 6.60 | 5.22 | 0.00% | 66.13 | |
| 110420xx02xxxx | 水腎症等 経尿道的尿管ステント留置術等 | 61 | 2.87 | 4.02 | 0.00% | 71.64 | |
| 110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 48 | 6.29 | 6.85 | 0.00% | 75.96 | |
| 110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 | 43 | 7.42 | 7.75 | 0.00% | 73.60 |
泌尿器科で最も多いのは、前立腺の細胞を採取して「癌」かどうかを調べる検査です。2番目は、尿管結石等の尿管鏡下による結石除去です。
3番目は、水腎症等による尿管狭窄に対して、拡張やステントを留置する治療です。
4番目は、膀胱がんに対し尿道から内視鏡を挿入して腫瘍を切り取る治療です。
5番目は、前立腺肥大症に対してレーザー（HoLPE）を用いた外科治療です。
救急科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 45 | 18.67 | 20.60 | 42.22% | 87.09 | |
| 180010x0xxx0xx | 敗血症（1歳以上） 手術・処置等2 なし | 38 | 17.18 | 20.03 | 26.32％ | 81.97 | |
| 161070xxxxx00x | 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 36 | 2.86 | 3.62 | 11.11% | 38.81 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 32 | 15.38 | 13.52 | 21.88％ | 82.88 | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 20 | 11.85 | 10.60 | 10.00% | 75.50 |
救急科で最も多いのは、誤嚥性肺炎の治療です。
2番目は、敗血症の治療です。
3番目は、薬物中毒の治療です。
4番目は、尿路感染症等の治療です。
5番目は、脱水症等の治療です。
小児科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1 あり | 110 | 1.01 | 2.12 | 0.00% | 4.59 | |
| 140010x199x1xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上） 手術なし 手術・処置等2 1あり | 64 | 7.94 | 10.34 | 1.56% | 0.00 | |
| 140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害（2500g以上） 手術なし 手術・処置等2 なし | 55 | 7.40 | 6.07 | 3.64% | 0.00 | |
| 150040xxxxx0xx | 熱性けいれん 手術・処置等2 なし | 37 | 2.97 | 3.56 | 2.70% | 1.95 | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | 28 | 3.36 | 10.60 | 0.00％ | 4.57 | |
| 040090xxxxxxxx | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症（その他） | 28 | 3.86 | 5.96 | 0.00% | 2.25 |
小児科で最も多いのは、食物アレルギー検査のための入院です。
2番目は、新生児一過性多呼吸や新生児呼吸障害に関する治療です。
3番目は、早産・帝王切開で出産された児に関連する治療です。
4番目は、熱性けいれんの治療です。
5番目は、脱水症等の治療です。
5番目は、急性気管支炎や急性細気管支炎等の感染症の治療です。
脳神経外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 010060x2990401 | 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 64 | 19.06 | 15.70 | 37.50% | 71.72 | |
| 010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫（非外傷性硬膜下血腫以外）（JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 35 | 21.20 | 19.09 | 68.57% | 70.91 | |
| 010050xx02x00x | 非外傷性硬膜下血腫 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 33 | 5.24 | 11.87 | 00.00% | 76.88 | |
| 010060x2990201 | 脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満） 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし 発症前Rankin Scale 0、1又は2 | 32 | 18.38 | 15.57 | 40.63% | 76.41 | |
| 010030xx9910xx | 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 27 | 2.48 | 2.95 | 0.00% | 65.70 |
脳神経外科で最も多いのは、急性期の脳梗塞で脳保護剤を使用した内科治療です。
2番目は、非外傷性脳出血等の治療です。
3番目は、非外傷性硬膜下血腫の外科治療です。
4番目は、急性期脳梗塞の内科治療で、脳血管リハビリを行ったものです。
5番目は、未破裂脳動脈瘤の造影剤を使用した検査です。
腎臓内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 180040xx97x0xx | 手術・処置等の合併症 手術あり 処置2なし | 56 | 4.57 | 12.20 | 3.57% | 74.48 | |
| 110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし | 29 | 5.93 | 7.57 | 0.00% | 70.03 | |
| 110280xx9901xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 人工腎臓 | 19 | 14.58 | 13.81 | 0.00% | 70.05 | |
| 110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 手術なし 処置2なし | 14 | 18.07 | 19.94 | 0.00% | 69.93 | |
| 110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 処置2なし | 14 | 14.92 | 11.49 | 14.29% | 64.15 |
腎臓内科で最も多いのは、人工透析を行っている患者さんのシャントの狭窄等のシャント不全に対する再開通のための外科治療です。
2番目は、慢性腎不全等に対してシャントを設置する治療です。
3番目は、人工透析を行っている末期腎不全の内科治療です。
4番目は、ネフローゼ症候群に対する治療です。
4番目は、慢性腎不全や慢性腎炎等に対する治療です。
糖尿病・内分泌内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) | 36 | 15.81 | 13.99 | 11.11% | 68.64 | |
| 100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 副傷病なし | 27 | 14.48 | 13.15 | 0.00% | 59.07 | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 11 | 8.82 | 13.52 | 0.00% | 69.00 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし | 11 | 15.09 | 20.60 | 54.55% | 86.73 | |
| 100393xx99xxxx | その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし | - | - | 10.25 | - | - |
糖尿病・内分泌内科で最も多いのは、2型糖尿病に対するインスリンを投与する治療です。
2番目は、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性低血糖性昏睡の治療です。
3番目は、尿路感染・腎盂腎炎等の治療です。
3番目は、誤嚥性肺炎の治療です。
5番目は、低ナトリウム血症に対する内科治療です。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
リウマチ科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070560xx99x00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 処置2なし 副傷病なし | 26 | 20.65 | 14.23 | 0.00% | 65.19 | |
| 040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし | - | - | 20.60 | - | - | |
| 070470xx99x0xx | 関節リウマチ 手術なし 処置2なし | - | - | 15.40 | - | - | |
| 070560xx97xxxx | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり | - | - | 34.37 | - | - | |
| 110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | - | - | 13.52 | - | - |
リウマチ科で最も多いのは、全身性エリテマトーデスやリウマチ性多発筋痛等の全身性自己免疫疾患の治療です。
2番目は、誤嚥性肺炎の治療です。
3目番は、関節リウマチの治療です。
4番目は、血管炎の入院中に他の部位の手術を行った症例です。
5番目は、尿路感染・腎盂腎炎等の治療です。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
産婦人科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 120180xx01xxxx | 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 | 46 | 9.33 | 9.34 | 0.00% | 33.74 | |
| 120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術（腟式を含む。） 腹腔鏡によるもの等 | 39 | 6.05 | 6.00 | 0.00% | 45.08 | |
| 120060xx02xxxx | 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 | 28 | 6.00 | 5.93 | 0.00% | 45.07 | |
| 12002xxx02x0xx | 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部（腟部）切除術等 手術・処置等2 なし | 26 | 3.69 | 2.96 | 0.00% | 42.38 | |
| 120140xxxxxxxx | 流産 | 19 | 2.00 | 2.43 | 0.00% | 33.26 |
産婦人科で最も多いのは、胎児及び胎児付属物の帝王切開術等の外科治療です。
2番目は、卵巣嚢腫の腹腔鏡による外科治療です。
3番目は、子宮の良性腫瘍の腹腔鏡による外科治療です。
4番目は、子宮頚部の悪性腫瘍の外科治療です。
5番目は、流産の治療です。
（なお、「正常分娩」も取り扱っていますが、DPCコードに分類されないため病院指標には表れません。）
耳鼻咽喉科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 030250xx991xxx | 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1 あり | 42 | 2.00 | 2.03 | 0.00% | 56.43 | |
| 030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 38 | 7.71 | 7.53 | 0.00% | 26.66 | |
| 030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 36 | 5.00 | 6.02 | 0.00% | 59.06 | |
| 030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 18 | 5.94 | 5.51 | 0.00% | 40.56 | |
| 030400xx99xxxx | 前庭機能障害 手術なし | 12 | 5.58 | 4.73 | 0.00% | 67.50 | |
| 030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 12 | 7.08 | 8.55 | 0.00% | 68.42 | |
| 030150xx97xxxx | 耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍 手術あり | 12 | 6.25 | 6.75 | 0.00% | 63.50 |
耳鼻咽喉科で最も多いのは、睡眠時無呼吸症候群の検査です。
2番目は、扁桃肥大等の外科治療（アデノイド切除術等）です。
3番目は、慢性副鼻腔炎の内視鏡下鼻・副鼻腔手術等の外科治療です。
4番目は、扁桃周囲膿瘍の外科治療です。
5番目は、メニエール病や、良性発作性めまい症の治療です。
5番目は、突発性難聴の治療です。
5番目は、耳、鼻等耳鼻咽喉科領域全般の腫瘍の外科治療です。
形成外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 070010xx970xxx | 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。） その他の手術あり 手術・処置等1 なし | 34 | 9.18 | 4.28 | 0.00% | 54.09 | |
| 160660xxxx000x | 皮下軟部損傷・挫滅損傷、開放創 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 25 | 19.40 | 9.12 | 0.00% | 65.88 | |
| 180060xx97xxxx | その他の新生物 手術あり | 19 | 8.16 | 5.77 | 0.00% | 54.37 | |
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 15 | 18.93 | 12.88 | 0.00% | 36.53 | |
| 080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外） 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし | 11 | 22.36 | 7.22 | 0.00% | 76.27 | |
| 080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等 手術・処置等1 なし | 11 | 9.00 | 3.93 | 0.00% | 61.82 | |
| 070010xx010xxx | 骨軟部の良性腫瘍（脊椎脊髄を除く。） 四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術等 手術・処置等1 なし | 11 | 9.73 | 5.14 | 0.00% | 52.64 |
形成外科で最も多いのは骨軟部の良性腫瘍の皮膚・皮下腫瘍摘出術です。
2番目は、挫創や皮下血腫の治療です。
3番目は、その他に分類される様々な部位の皮下腫瘍の外科治療です。
4番目は、膿皮症等の治療です。
5番目は、皮膚の黒色腫以外の悪性腫瘍の外科治療です。
5番目は、皮膚良性腫瘍の皮膚・皮下腫瘍摘出術等の外科治療です。
5番目は、骨軟部の良性腫瘍の人工関節置換術等の外科治療です。
呼吸器外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 040040xx97x00x | 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 53 | 14.38 | 9.89 | 0.00% | 70.28 | |
| 040200xx01x00x | 気胸 肺切除術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 27 | 9.70 | 9.54 | 0.00% | 27.70 | |
| 040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 25 | 11.36 | 8.33 | 0.00% | 64.72 | |
| 040200xx99x00x | 気胸 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 19 | 9.00 | 9.17 | 0.00% | 52.00 | |
| 040040xx9905xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 5あり | 10 | 13.10 | 18.83 | 0.00% | 69.90 |
呼吸器外科で最も多いのは、肺がんの外科治療です。
2番目は、気胸の胸腔鏡下肺切除術等の外科治療です。
3番目は、肺がんの化学療法による治療です。
4番目は、気胸の治療です。
5番目は、肺がんの化学療法（カルボプラチン+パクリタキセル）の内科治療です。
心臓血管外科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 050080xx0101xx | 弁膜症（連合弁膜症を含む。） ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり | 20 | 19.10 | 21.53 | 5.00% | 71.00 | |
| 050163xx03x0xx | 非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし | 12 | 7.42 | 10.42 | 0.00% | 80.42 | |
| 050161xx01x0xx | 大動脈解離 ステントグラフト内挿術 手術・処置等2 なし | 11 | 10.73 | 13.08 | 0.00% | 65.91 | |
| 050161xx9900xx | 大動脈解離 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 10 | 16.40 | 16.49 | 10.00% | 77.70 | |
| 050161xx97x1xx | 大動脈解離 その他の手術あり 手術・処置等2 1あり | - | - | 28.09 | - | - |
心臓血管外科で最も多いのは、心臓弁膜症に対して、人工弁に置換する手術を行い、中心静脈注射による治療を行った症例です。
2番目は、破裂していない大動脈瘤にステントグラフト内挿術等を行った外科治療です。
3番目は、大動脈解離のステントグラフト内挿術の外科治療です。
4番目は、大動脈解離の治療です。
5番目は、大動脈解離の中心静脈注射や手術の治療です。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
皮膚科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 43 | 9.30 | 9.29 | 0.00% | 64.00 | |
| 080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 32 | 13.06 | 12.88 | 0.0.0% | 70.59 | |
| 180010x0xxx0xx | 敗血症（1歳以上） 手術・処置等2 なし | - | - | 20.03 | - | - | |
| 080110xxxxx0xx | 水疱症 手術・処置等2 なし | - | - | 28.98 | - | - | |
| 080090xxxxxxxx | 紅斑症 | - | - | 9.94 | - | - | |
| 080250xx99x1xx | 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2 あり | - | - | 32.38 | - | - |
皮膚科で最も多いのは、帯状疱疹の治療です。
2番目は、膿皮症の治療です。
3番目は、敗血症の内科治療です。
3番目は、水疱症の治療です。
4番目は、紅斑症の治療です。
4番目は、重度の褥瘡に処置を行う治療です。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
心療内科
| DPC コード |
DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 170040xxxxxxxx | 気分［感情］障害 | 14 | 17.21 | 16.81 | 0.00% | 33.71 | |
| 100380xxxxxxxx | 体液量減少症 | - | - | 10.60 | - | - | |
| 161070xxxxx00x | 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 3.62 | - | - | |
| 161070xxxxx1xx | 薬物中毒（その他の中毒） 手術・処置等2 1あり | - | - | 8.53 | - | - |
心療内科・精神科では、うつ病や脱水症、薬物中毒の治療等が行われています。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
3．初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数 (圧縮ファイル: 227B)
| 初発 (Stage I) |
初発 (Stage II) |
初発 (Stage III) |
初発 (Stage IV) |
初発 (不明) |
再発 | 病期分類基準（※） | 版数 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 胃癌 | 46 | - | - | 39 | 17 | - | 1 | 8 |
| 大腸癌 | 28 | - | 40 | 65 | 18 | 19 | 1 | 8 |
| 乳癌 | 69 | 55 | 13 | - | - | - | 1 | 8 |
| 肺癌 | 62 | 36 | 62 | 148 | 23 | 140 | 1 | 8 |
| 肝癌 | - | - | - | 13 | - | 20 | 1 | 8 |
※ 1：UICC TNM分類,2：癌取扱い規約
がんの患者数の多い5つのがん（胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌）について、はじめて治療（初発）した場合の患者数をがんの進行度であるUICC病期分類（ステージ）ごとに集計し、再発で治療を受けた場合の患者数をそれぞれの部位ごと集計したものです。また、がんの疑いで入院して結果が確定しなかった場合に関しては、「不明」に集計してあります。
病期（ステージ）は、がんの大きさや進展度、リンパ節転移、遠隔転移の有無によって決定され、1期～4期に分類されています。
「患者数」は計測期間内の退院数となります。複数回入院の場合は、入院回数分が集計されております。各腫瘍の取り扱い件数ではありません。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
4．成人市中肺炎の重症度別患者数等
成人市中肺炎の重症度別患者数等 (圧縮ファイル: 229B)
| 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 14 | 9.50 | 60.71 |
| 中等症 | 132 | 12.92 | 74.79 |
| 重症 | 63 | 17.10 | 83.16 |
| 超重症 | 27 | 17.81 | 81.89 |
| 不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、施設や病院等以外で、普段の日常生活を送っていた人が罹った肺炎のことです。また、重症度とは入院時、発症時の重症の度合いを表しています。
重症度はこの病気で一般的に用いられているA-DROPスコアを用いています。年齢・性別・脱水・呼吸・意識障害・収縮期血圧から重症度を算出しています。
重症度の高い患者さんは入院日数が長く、高齢の患者さんが罹りやすい結果が出ております。
◆A-DROPスコア◆
A（Age）：男性70歳以上、女性75歳以上
D（Dehydration）：BUN 21mg/dl以上または脱水あり
R（Respiration）：SpO2 90％以下（PaO2 60torr以下）
O（Orientation）：肺炎による意識障害あり
P（Pressure）：収縮期血圧 90mmHg以下
5．脳梗塞の患者数等
| 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
|---|---|---|---|---|
| 3日以内 | 260 | 24.65 | 78.18 | 47.18% |
| その他 | 24 | 18.63 | 71.38 | 2.82% |
脳血管疾患は死亡原因の上位に位置する疾患です。脳卒中の最も患者数が多いのは脳梗塞です。脳梗塞は脳の血管が詰まったり、細くなったりして血流が途絶え、十分な酸素やエネルギーが供給されない状態で、脳細胞が壊死してしまう病気です。
当院では脳梗塞の患者数が多く、その中でも急性期である発症3日以内の症例が全体の中でも高い割合を示しています。また、2021年度には脳卒中センターを開設し、2023年度には脳卒中科を新設し体制の強化を図っております。
6．診療科別主要手術別患者数等（診療科別患者数上位5位まで）
各診療科において、入院中に施行された手術の上位5位までの件数です。
診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
また、入院中に病状が変わり診療科を変更した場合は退院時の診療科の件数に計上されております。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
診療科別主要手術別患者数等 （診療科別患者数上位5位まで） (圧縮ファイル: 3.1KB)
整形外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0461 | 骨折観血的手術（大腿） 等 | 173 | 2.89 | 18.81 | 52.02% | 80.14 | |
| K0821 | 人工関節置換術（股） 等 | 164 | 1.63 | 16.34 | 7.32% | 68.01 | |
| K0462 | 骨折観血的手術（前腕） 等 | 86 | 2.34 | 6.08 | 8.14% | 61.73 | |
| K0483 | 骨内異物（挿入物を含む）除去術（下腿） 等 | 85 | 0.98 | 2.60 | 0.00% | 60.29 | |
| K0811 | 人工骨頭挿入術（股） 等 | 77 | 4.56 | 19.79 | 79.22% | 83.64 |
整形外科では、大腿骨（頚部や骨幹部）の骨折に対して、人工関節を設置する手術、骨折部を開放し直接整復し内固定を行う手術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6335 | ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 | 105 | 1.02 | 2.33 | 0.00% | 63.00 | |
| K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 84 | 1.01 | 5.02 | 0.00% | 61.05 | |
| K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 等 | 77 | 1.29 | 7.56 | 0.00% | 61.84 | |
| K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴わないもの） 等 | 49 | 1.31 | 4.35 | 0.00% | 63.59 | |
| K672 | 胆嚢摘出術 | 41 | 2.27 | 13.46 | 2.44% | 70.07 |
外科では、鼡径ヘルニアに対する切除術、胆嚢の摘出術（開腹の場合や腹腔鏡を使用した手術）、乳がん（切除する大きさにより術式が分けられます）に対する切除術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
眼科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K2821ロ | 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 等 | 487 | 0.28 | 1.01 | 0.21% | 76.02 | |
| K2801 | 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 等 | 111 | 0.36 | 3.77 | 0.00% | 66.28 | |
| K2686 | 緑内障手術（水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術） 等 | 76 | 0.26 | 1.03 | 0.00% | 75.93 | |
| K2802 | 硝子体茎顕微鏡下離断術（その他） 等 | 51 | 0.33 | 2.20 | 0.00% | 74.20 | |
| K2683 | 緑内障手術 濾過手術 等 | 34 | 0.59 | 10.26 | 0.00% | 71.00 |
眼科では、白内障の手術が最も多く、次いで網膜剥離、硝子体出血、緑内障の手術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
消化器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 114 | 1.19 | 9.97 | 4.39% | 74.58 | |
| K6871 | 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 等 | 71 | 1.45 | 4.93 | 1.41% | 68.39 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 70 | 0.86 | 8.66 | 4.29% | 73.43 | |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2センチメートル未満 等 | 65 | 0.95 | 2.23 | 3.08% | 71.02 | |
| K682-3 | 内視鏡的経鼻胆管ドレナージ術（ENBD） | 46 | 1.20 | 11.59 | 0.00% | 73.54 |
消化器内科では、胆管や膵臓にできたがんや石による胆管の狭窄や閉塞した場合にステントというチューブを入れて広げたり切開したりする手術、消化管出血した場合に内視鏡で止血する手術、大腸のポリープや良性腫瘍を内視鏡で切除する手術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
泌尿器科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 121 | 0.88 | 3.39 | 0.83% | 70.95 | |
| K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 等 | 78 | 1.71 | 4.45 | 0.00% | 75.56 | |
| K7811 | 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 等 | 67 | 1.67 | 3.84 | 0.00% | 66.66 | |
| K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器を用いるもの） 等 | 31 | 1.55 | 7.90 | 0.00% | 69.94 | |
| K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 等 | 26 | 1.27 | 5.35 | 0.00% | 73.23 |
泌尿器科では、尿管狭窄に対してステントというチューブを留置する手術、膀胱がんの手術、結石を破砕し除去する手術、前立腺肥大症に対するレーザー切除術が多く行われています。また、手術支援ロボット「ダ・ビンチ」を用いた前立腺悪性腫瘍手術も行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
循環器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5972 | ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 等 | 71 | 2.51 | 9.24 | 5.63% | 80.35 | |
| K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 | 59 | 0.02 | 11.88 | 3.39% | 70.44 | |
| K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 等 | 50 | 1.78 | 3.16 | 0.00% | 67.92 | |
| K5951 | 経皮的カテーテル心筋焼灼術 心房中隔穿刺又は心外膜アプローチを伴うもの 等 | 24 | 1.17 | 4.25 | 0.00% | 68.04 | |
| K597-2 | ペースメーカー交換術 | 23 | 0.96 | 8.13 | 4.35% | 85.65 |
循環器内科では、不整脈に対して行うペースメーカー移植術（交換術）やカテーテル心筋焼灼術、心筋梗塞・狭心症に対する冠動脈ステント留置術というカテーテル手術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
産婦人科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K8982 | 帝王切開術 選択帝王切開 等 | 53 | 9.30 | 6.92 | 0.00% | 33.87 | |
| K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術（両側） 腹腔鏡によるもの 等 | 44 | 1.09 | 3.95 | 0.00% | 44.07 | |
| K8981 | 帝王切開術 緊急帝王切開 等 | 39 | 3.38 | 7.85 | 0.00% | 33.69 | |
| K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 | 36 | 1.00 | 4.08 | 0.00% | 46.11 | |
| K877 | 子宮全摘術 | 26 | 1.15 | 7.08 | 0.00% | 51.42 |
産婦人科では、帝王切開術が多く行われています。次いで、子宮頚部上皮内がん・卵巣のう腫・子宮筋腫に対する切除術や摘出術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
脳神経外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 51 | 0.76 | 5.59 | 1.96% | 77.18 | |
| K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 35 | 0.06 | 24.57 | 68.57% | 84.03 | |
| K1781 | 脳血管内手術 1箇所 等 | 26 | 1.23 | 36.23 | 34.62% | 69.19 | |
| K1783 | 脳血管内手術（脳血管内ステント） 等 | 16 | 1.44 | 6.19 | 0.00% | 57.19 | |
| K1643 | 頭蓋内血腫除去術（開頭して行うもの） 脳内のもの 等 | 15 | 0.40 | 37.00 | 73.33% | 68.40 |
脳神経外科では、慢性硬膜下血腫に対する洗浄ドレナージ手術、脳塞栓症を引き起こした血栓を血管内から回収する手術、狭くなった頚動脈にステントを留置し狭窄部位を広げる手術、脳動脈瘤に対する手術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
形成外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K0051 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径2cm未満） 等 | 16 | 0.25 | 6.50 | 0.00% | 55.38 | |
| K0062 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径3cm以上6cm未満） 等 | 16 | 0.63 | 10.25 | 0.00% | 54.31 | |
| K0052 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径2cm以上4cm未満） 等 | 15 | 0.73 | 5.73 | 0.00% | 57.00 | |
| K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除） 等 | 13 | 0.54 | 21.00 | 0.00% | 76.77 | |
| K0061 | 皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径3cm未満） 等 | 12 | 0.25 | 6.58 | 0.00％ | 61.00 |
形成外科では、皮膚腫瘍・皮膚がん・軟部腫瘍の切除術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
耳鼻咽喉科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K3772 | 口蓋扁桃手術（摘出） 等 | 37 | 0.97 | 6.32 | 0.00% | 30.65 | |
| K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型（選択的（複数洞）副鼻腔手術） 等 | 33 | 1.00 | 2.79 | 0.00% | 63.27 | |
| K4611 | 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術（片葉のみ） 等 | - | - | - | - | - | |
| K340-6 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型（汎副鼻腔手術） 等 | - | - | - | - | - | |
| K3932 | 喉頭腫瘍摘出術（直達鏡） | - | - | - | - | - |
耳鼻咽喉科では、扁桃肥大等に対して行う口蓋扁桃手術、慢性副鼻腔炎に対する副鼻腔内の病的粘膜を切除する手術、アデノイド増殖症・喉頭腫瘍に対する切除術・摘出術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
腎臓内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術（初回） | 53 | 2.51 | 1.70 | 3.77% | 75.72 | |
| K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術（内シャント造設術）（単純） 等 | 37 | 3.49 | 7.16 | 2.70% | 70.68 | |
| K664 | 胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む） | - | - | - | - | - | |
| K616-42 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術（1の実施後3月以内に実施） 等 | - | - | - | - | - | |
| K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径2cm未満） | - | - | - | - | - |
腎臓内科では、血液透析を行うためのシャント拡張術や造設術が多く行われています。なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
呼吸器外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 等 | 43 | 3.19 | 10.63 | 0.00% | 70.16 | |
| K5131 | 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術（楔状部分切除によるもの） | 29 | 3.86 | 5.00 | 0.00% | 28.55 | |
| K513-2 | 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術（内視鏡手術用支援機器使用） 等 | - | - | - | - | - | |
| K514-22 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 等 | - | - | - | - | - | |
| K488-4 | 胸腔鏡下試験切除術 | - | - | - | - | - |
呼吸器外科では、肺がん（切除する大きさにより術式が分けられます）に対する胸腔鏡下での切除術、気胸や肺（縦隔含む）の良性腫瘍に対する胸腔鏡下での切除術が多く行われています。また、手術支援ロボット「ダ・ビンチ」を用いた肺がん手術もコンスタントに行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
心臓血管外科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K5612イ | ステントグラフト内挿術（胸部大動脈） 等 | 14 | 2.43 | 7.71 | 0.00% | 72.21 | |
| K5551 | 弁置換術 1弁のもの 等 | 13 | 6.54 | 23.92 | 15.38% | 71.46 | |
| K5612ロ | ステントグラフト内挿術 1以外の場合 腹部大動脈 等 | 11 | 0.91 | 7.73 | 0.00% | 76.09 | |
| K5522 | 冠動脈、大動脈バイパス移植術 2吻合以上のもの | 11 | 4.36 | 21.36 | 9.09% | 72.64 | |
| K560-21 | オープン型ステントグラフト内挿術 弓部大動脈 等 | - | - | - | - | - | |
| K5601ニ | 大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。） 上行大動脈 その他のもの | - | - | - | - | - |
心臓血管外科では、急性大動脈解離・真性大動脈瘤に対するステントグラフト内挿術や狭心症・陳旧性心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術、大動脈弁狭窄症・僧帽弁逆流症等に対する人工弁置換術や弁形成術、上行大動脈瘤切除術が多く行われています。
なお、診療報酬請求のルール上、1入院中に複数の手術が行われていた場合は、主たる手術を1つ選ぶことになりますので、実際の件数よりも少なくなります。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
呼吸器内科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6153 | 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他） | 26 | 3.00 | 6.04 | 0.00% | 69.54 | |
| K496-5 | 経皮的膿胸ドレナージ術 | 11 | 1.36 | 34.64 | 18.18％ | 79.55 | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - | |
| K509-4 | 気管支瘻孔閉鎖術 | - | - | - | - | - | |
| K5091 | 気管支異物除去術（直達鏡） | - | - | - | - | - |
呼吸器内科では、喀血や非結核性抗酸菌症に対する気管支動脈塞栓術、膿胸に対して膿を体外に排出するためのチューブを設置する経皮的膿胸ドレナージ術が多く行われています。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
救急科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K6151 | 血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術） 等 | 10 | 0.80 | 10.90 | 10.00% | 68.70 | |
| K924-3 | 同種クリオプレシピテート作製術 | - | - | - | - | - | |
| K386 | 気管切開術 | - | - | - | - | - | |
| K6001 | 大動脈バルーンパンピング法（IABP法）（初日） | - | - | - | - | - | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - | |
| K714 | 腸閉塞症手術（腸管癒着症手術） 等 | - | - | - | - | - | |
| K023 | 筋膜切開術 | - | - | - | - | - |
当院は救命救急センターに指定されております。緊急性の高い血管塞栓術が救急科で行われています。※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
小児科
| Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| K9131 | 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 | 12 | 0.00 | 12.83 | 0.00% | 0.00 | |
| K9132 | 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの | - | - | - | - | - | |
| K7151 | 腸重積症整復術 非観血的なもの | - | - | - | - | - | |
| K654 | 内視鏡的消化管止血術 | - | - | - | - | - |
当院は新生児集中治療室（NICU）があり、小児科では新生児仮死蘇生術が多く行われています。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
7．その他 (DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率）
その他 (DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率） (圧縮ファイル: 292B)
| DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 請求率 |
|---|---|---|---|---|
| 130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
| 異なる | 16 | 0.14％ | ||
| 180010 | 敗血症 | 同一 | 43 | 0.37% |
| 異なる | 129 | 1.10% | ||
| 180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
| 異なる | - | - | ||
| 180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 116 | 0.99% |
| 異なる | - | - |
入院患者数のうち入院および手術や術後合併症の発生率です。
入院契機とは、入院契機病名に関するものかどうかを表していて、「同一」のものはその疾患自体を治療するために入院してきているもので、「異なる」ものは別の疾患を治療するために入院しているが、同時もしくは入院中に発症していることを表します。医療の質の向上のために4つの傷病名を公表しています。
※年間の症例数が10症例に満たないものについては（-）と表示しています。
※180040 手術・処置等の合併症の具体的な傷病名例：術後（処置後）出血・透析シャント感染症・透析シャント閉塞（狭窄）・吻合部狭窄造影剤ショック・胆管ステント閉塞・カテーテル関連尿路感染症等
1．リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 (圧縮ファイル: 169B)
| 肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院患者数（分母） | 分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された患者数（分子） | リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率 |
|---|---|---|
| 1,535 | 1,435 | 93.49％ |
肺血栓塞栓症は、主に下肢の深部静脈にできた血栓（深部静脈血栓症）が血流によって運ばれ、肺動脈に閉塞を起こしてしまう重篤な病態です。特に肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した場合には、周術期の予防行為により発生率を下げることにつながります。当院では、不可能な理由が無い限り、ほとんどの症例（93％を超える症例）に対して予防対策を実施しています。
2．血液培養2セット実施率
| 血液培養オーダー日数 （分母） |
血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数 （分子） |
血液培養2セット 実施率 |
|---|---|---|
| 3,118 | 2,729 | 87.52％ |
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。当院では87％を超える症例に対して血液培養を2セット行っています。
3．広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 (圧縮ファイル: 165B)
| 広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数（分母） | 分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数（分子） | 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率 |
|---|---|---|
| 958 | 905 | 94.47％ |
色々な細菌に効果を有する抗菌薬のことを、広域スペクトル抗菌薬と呼びます。近年、新たな抗菌薬耐性菌が出現し、難治症例が増加していることは世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用により、さらなる耐性菌の発生や蔓延につながります。（特に広域スペクトル抗菌薬は耐性菌を発生させやすい。）当院では抗菌薬適正使用支援チーム（AST）が組織され、適切な抗菌薬の使用について取組みが行われています。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の細菌培養検査が必要です。当院では94％を超える症例に対して、広域スペクトル抗菌薬使用前の細菌培養を実施しています。
更新履歴
令和6年9月27日 令和5年度 藤枝市立総合病院 病院指標 掲載
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住所：静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
電話番号：054-646-1111(代表) ファクス：054-646-1122
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更新日：2024年09月27日