脳神経外科・脳卒中科スタッフ紹介

脳神経外科長 田中悠二郎

 



 

田中(たなか) 悠二郎(ゆうじろう)

科部長・常勤医

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
日本脳卒中の外科学会技術認定医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
医学博士

とくに専門とする領域

脳血管内治療・脳血管障害の手術
顔面けいれん・三叉神経痛の手術

外来日

月曜日(午前)、金曜日(午前)

藤枝市の市民病院であり、志太榛原地域の中核病院でもある藤枝市立総合病院の脳神経外科で診療できることを大変光栄に感じております。地域に信頼される脳神経外科として、総合病院のスケールメリットを生かした安全で確実な治療を提供したいと考えています。私の専門分野のうち、とくに脳血管内治療(カテーテル治療)は近年進歩が著しく、これまで治療が困難だった病気がカテーテルで治せるようになってきています。当院は多くの脳血管内治療経験を有している施設であり(2020〜2024年:604件)、遠方からもご紹介いただいております。

「脳血管障害に対する外科治療」のページに各病気の説明を詳しく掲載しておりますが、病気の特性は一人一人違うため、治療をすべきなのかどうか、どのような治療が適切なのか、自分で調べただけではなかなか結論を出すことができないものです。開頭手術にしても血管内治療にしても、脳の手術をお願いすることは大変に勇気のいることだと思いますので、時間をかけてわかりやすく丁寧に説明することを心がけて診療しています。脳動脈瘤、脳動静脈奇形、もやもや病、硬膜動静脈瘻といった脳血管障害、あるいは三叉神経痛や顔面けいれんに関してはセカンドオピニオンも承っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

脳神経外科分野には私たちが専門としている病気のほかにもさまざまな希少疾患がありますが、大学病院や近隣の専門施設との連携を生かし、最良の治療が受けられるような体制を整えていますので、脳の病気であれば何でもご相談ください。

横山智哉医師

 

 

横山(よこやま) 智哉(ともや
)

医長・常勤医

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳卒中の外科学会 技術認定医
脳血栓回収実施医

とくに専門とする領域

脳血管障害の手術、脳腫瘍の手術

外来日

火曜日(午前)

私は、脳腫瘍をはじめ、脳動脈瘤クリッピング手術やバイパス手術に代表される脳卒中に関連する外科手術を専門としております。近年、カテーテル治療が進歩し様々な新しい治療法が確立されておりますが、開頭手術でしか治せない病気や開頭手術の方が望ましい場合も存在します。私自身、日本最高峰と称される施設で厳しい手術修練を行った経緯もあり、最先端かつ安全・確実な外科治療を提供できればと考えております。開頭手術では、脳実質・動脈・静脈といった正常構造を温存する無血手術を行い、脳に優しい手術を大前提としております。「開頭手術」と聞いて、不安や心配を少しも感じない方などおりません。一人一人の患者さん・ご家族に寄り添い、全力で治療を行うことを約束します。またスタッフともども、特に脳卒中・脳血管障害分野におきましては、静岡県随一の施設となることを目標にしております。現状に慢心せず日々進歩・向上し、質にこだわった外科治療を志田榛原地域にご提供できるよう日々の診療にあたります。
 

山下晃輝医師

 

 

山下(やました) 晃輝(こうき)

医員・常勤医

資格・専門医等

日本脳神経外科学会所属
日本救急医学会認定JATECプロバイダー
日本救急医学会認定JPTECプロバイダー
日本救急医学会認定ICLSプロバイダー

とくに専門とする領域

救急脳神経疾患(外傷・脳卒中など)

外来日

金曜日(午前)

2024年4月より常勤として赴任させていただきました。私はこれまで、外傷、脳卒中を中心とした緊急性の高い疾患から、専門性の高い脳腫瘍など幅広く診療に関わってきました。
外傷はいつどんな人にでも、起こりうる疾患です。高齢化に伴い高齢者の転倒外傷が増えていますが、特に生活習慣病を患っている方は重症化する場合があります。頭部外傷後に気になる症状がある場合は、一度ご相談ください。脳卒中は、再発の多い疾患です。右足が動かしづらくなったけど、歩けるからいいかと放置していると、より重篤な脳卒中を再発してしまうことがあります。症状が軽いからといって遠慮せずに、一度ご相談ください。『気軽に相談できる、患者様に真摯に向き合い、その人に最も適した医療を提供する』をポリシーに努めて参ります。
 

柿崎祐太医師

柿崎(かきざき) 祐太(ゆうた)

医員・常勤医

資格・専門医等

日本脳神経外科学会所属

とくに専門とする領域

救急脳神経疾患(外傷・脳卒中など)

外来日

水曜日(午前)

 

2024年10月より常勤として赴任させていただきました。外来から入院まで幅広く担当させていただきます。脳神経外科の疾患は、脳卒中や脳腫瘍、頭部外傷と多岐に渡ります。緊急性の高い疾患も多く、治療法に関しても内科的治療を始め、開頭手術や脳血管内治療など様々な方法があります。救急外来でも迅速で適切な判断を心掛けることにより、ひとりひとりの患者さんにとって最適な治療へと繋げていきたいと考えております。また、患者さんやご家族が治療法を選べる時間的な猶予のある場合には、その方にとっての最善策を考えるサポートさせていただきたいと思っていますので、お困りの際にはご相談ください。

 

生天目浩昭医師


 

生天目(なまため) 浩昭(ひろあき)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本神経内視鏡学会 技術認定医
医学博士

とくに専門とする領域

神経内視鏡手術、小児脳神経外科

外来日

木曜日(午前)

2013年より毎週木曜日の外来を担当し、手術のお手伝いにも来ています。
脳神経外科を受診する患者さんはお年寄りが多いと思われがちですが、生まれてすぐに見つかる脳や脊髄の病気もあり、過去に勤めた病院では小児の脳神経外科手術も数多く経験して参りました。お子様からお年寄りまで、お気軽にご相談ください。
 

渡辺大介医師




 

渡辺(わたなべ) 大介(だいすけ)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医・指導医
医学博士
Onyxプロクター業務委託契約
(日本メドトロニック株式会社)
日本脳神経血管内治療学会機関誌 査読委員

とくに専門とする領域

脳神経血管内治療、脳卒中

外来日

水曜日(午前)

渡辺医師の脳に関する情報サイト

脳神経血管内治療とは、カテーテルとよばれる細い管を使い、脳動脈瘤、頸動脈狭窄、脳主幹動脈閉塞、頭蓋内動脈狭窄、脳動静脈奇形、硬膜動静脈瘻などの脳や脊髄の血管疾患を、切らずに治す新しい治療法です。
開頭が不要であるため、通常の外科的治療と比較し患者さんの負担が少ない治療です。そのため脳神経血管内治療は心臓や末梢血管の血管内治療と同様に、年々治療症例数が増加しています。
しかし脳神経血管内治療には多くの特殊な機器と特別な技術が必要であり、どの施設でもどの医師でも安全に治療ができるわけではありません。また当然治療に伴う危険性もあります。私は治療適応(治療すべきかどうか)と方法(薬か外科治療か、それとも血管内治療か)の検討が最も重要であると考えています。
一般的に、その疾患による症状がすでにある場合は積極的な治療が必要になりますが、偶然に発見され全く症状がない場合、治療すべきかどうかは十分な検討が必要です。
脳および脊髄の血管疾患に対しては、経過観察(禁煙や生活習慣を改善し経過をみる)、内科治療(薬による治療)、外科治療(手術による治療)、放射線治療(ガンマナイフなどによる治療)、そして血管内治療があります。
その疾患の自然経過(何も治療しないとどれくらいの確率でどのようなことがおこるのか)と治療効果(どれくらいの危険でどのような効果があるのか)を考え、治療効果が危険性より有意に高い最善の方法を選択すべきだと思います。
脳神経血管内治療を選択した場合、症例の手術戦略は事前に入念に検討しておき、手術中は手技に集中できるようにしています。
予定外の流れとなった場合に備え複数の戦略を用意しておき、状況に合った最も安全な戦略を採用し手術を完了するようにしています。このように合併症なく安全に手術を終わらせる事を念頭に、常に手術に臨んでいます。
 

岡田博史医師


 

岡田(おかだ) 博史(ひろふみ)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳神経血管内治療学会専門医

とくに専門とする領域

脳血管障害の開頭手術・血管内治療

外来日

水曜日(午前)

2018年10月まで常勤医として従事させていただきました。現在は毎週水曜日の外来を担当しております。

 

高梨剣吾医師

高梨(たかなし) 剣吾(けんご)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会所属

とくに専門とする領域

救急脳神経疾患

外来日

火曜日(午前)

2025年4月より、火曜日外来を担当致します、高梨剣吾と申します。志太榛原地区の皆様の力となれるよう努めてまいります。打撲や頭痛などをはじめ、脳神経に関することでしたら、お気軽にご相談ください。

 

吉岡大和医師

吉岡(よしおか) 大和(やまと)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会所属

とくに専門とする領域

救急脳神経疾患

外来日

火曜日(午前)

2024年4月より毎週火曜日の外来を担当させていただいております。頭部打撲・脳卒中といったよく見られる疾患から、脳動脈瘤・脳腫瘍などの専門性の高い疾患まで真摯に診療させていただきます。どのようなことでもお気軽にご相談ください。
 

伊澤仁之医師



 

伊澤(いざわ) 仁之(ひとし)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳卒中学会専門医
日本脳卒中の外科学会 技術認定医

とくに専門とする領域

頭蓋底腫瘍、聴神経腫瘍、眼窩内腫瘍、
顔面けいれん、三叉神経痛、
脳血管障害の開頭手術

外来日

外来はありません

東京医科大学病院では、頭蓋底腫瘍、聴神経腫瘍、眼窩内腫瘍、顔面けいれん、三叉神経痛、高難度動脈瘤の手術などを担当し、また若い脳神経外科医への手術指導も行っております。外科手術の欠点である「傷跡」をなるべく小さく、目立たないものにする整容面にも配慮した手術を心がけています。
脳神経外科では、難しい手術を受ける場合には、執刀医を求めてセカンドオピニオンを受けに遠方の病院を受診することが少なくありません。しかし患者さんの目線で考えると、家族や友人と離れ、単身で手術を受けに地元を離れることは大変心細いものです。
藤枝市立総合病院では、私がこれまで手術を指導した先生方が存分に活躍してくれており、大学で手術を行うのと同等の結果を残せるようなチーム作りを目指してくれています。要請に応じて手術応援にかけつけ、安全で確実な手術をここ藤枝でも行えるように、力添えして参りたいと思います。
 

中島伸幸医師





 

中島(なかじま) 伸幸(のぶゆき)

非常勤

資格・専門医等

日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本内分泌学会 内分泌代謝科(脳神経外科)専門医
日本神経内視鏡学会技術認定医
日本小児神経外科学会認定医
日本脳卒中学会専門医・指導医
医学博士

とくに専門とする領域

聴神経腫瘍、下垂体腫瘍、髄膜腫、水頭症
神経内視鏡手術、頭蓋底手術

外来日

外来はありません

脳神経外科においても、内視鏡による手術が普及しつつあります。対象となる疾患は、水頭症、脳出血、下垂体腫瘍などであり、従来法より数多くのメリットがあります(市民公開講座のリーフレットをご参照ください)。私は直近10年間にて顕微鏡下手術を600件以上行い、かつ、神経内視鏡手術も300件以上行っており、脳神経外科における顕微鏡手術と内視鏡手術それぞれの利点を理解しています。静岡においても、是非神経内視鏡手術を普及すべく、藤枝市立総合病院の非常勤医師として貢献したいと考えています。対象となるご病気になった患者さんがおられましたら、常勤医と連携し診療や手術のサポートをしておりますので、是非ご相談ください。病気に立ち向かう患者さん、ご家族の力添えになれればと思います。
 

この記事に関するお問い合わせ先

脳神経外科

住所:静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
電話番号:054-646-1111(代表) ファクス:054-646-1122
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更新日:2025年04月18日