COPD/肺気腫について

煙草のダメージを受けている肺のイラスト

COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease = 慢性閉塞性肺疾患)は、長期間の喫煙などによって引き起こされる、「肺の生活習慣病」です。「肺気腫」または「慢性気管支炎」と呼ばれることもあります。喫煙により肺が壊れてしまったり、気管支に炎症が生じたりする病気です。

初期症状は咳や痰が多くなるなど、喘息とよく似ていますが、時間の経過とともにゆっくりと進行し、悪化すると命に係わる深刻な肺の病気です。また、肺がんのリスク因子ともなることもわかっています。

日本では530万人以上が罹患していると言われ、2020年には約1万6千人の方がこの病気で亡くなっています。

COPD自体は元に戻る病気ではありませんが、早期に治療を開始することで症状をコントロールし、呼吸機能の低下を遅らせ、生命予後を改善することができます。

特に四十歳以上で喫煙をされる方、咳や痰、息切れなどが多い方は要注意です。

気になる方は、下記のアンケートでセルフチェックをしてみましょう。

COPD危険度チェックシート
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更新日:2022年12月19日