市立総合病院の4コマ漫画でがん検診を啓発する取り組みについて産労総合研究所「医事業務」に寄稿しました
市立総合病院は、令和4年度から新聞4コマ漫画の連載で知られるプロの漫画家吉本どんど氏とコラボレーションし、がん検診4コマ漫画啓発キャンペーンを展開してきました。
がん検診4コマ漫画啓発キャンペーンで使用したポスター
このことについて、産労総合研究所「医事業務」2024年2月1日号(No.662)の「特集2:広報力をアップさせる3つのアプローチ」に寄稿しました。
本稿は第73回日本病院学会のポスター発表の内容を書誌掲載用に再構成したもので、「4コマ漫画でがん検診を啓発 ~漫画家・行政を巻き込んで市民の健康推進を図る~」と題して、同キャンペーンの内容やその成果について紹介しています。
掲載誌情報
掲載誌
産労総合研究所「医事業務」2024年2月1日号(No.662)
特集名
特集2「広報力をアップさせる3つのアプローチ」(事例1)
標題
4コマ漫画でがん検診を啓発 ~漫画家・行政を巻き込んで市民の健康推進を図る~
記事要約
コロナ禍の影響で全国的に検診控えが広がる中、藤枝市でも令和2、3年度検診受診者数は令和元年度比で約10%~30%減少した。当院の人間ドック受診者数も約10~15%減少した。
そこで、検診控えを食い止めるための広報戦略について検討し、4コマ漫画によるがん検診啓発キャンペーンを実施するに決定した。
4コマ漫画の執筆は、1994 ~2009年に静岡新聞で4コマ漫画を連載していた吉本どんど氏に依頼。ポスター化して、市内公共施設等に掲示した。
市とも連携し、広報ふじえだへの漫画の掲載、市立図書館での展示、市のがん検診の通知書類の封筒に漫画を印刷するなど、様々な方法で啓発に努めた。
がん検診4コマ漫画啓発キャンペーンだけの成果とは言えないものの、令和4年度の市のがん検診受診者数は令和2年度比で14%増、当院の人間ドック受診件数は令和2年度比で12%増といずれも改善した。
※寄稿誌の詳細については産労総合研究所のホームページをご確認ください。
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更新日:2024年01月30日