「PET-CT」が本格稼働 ~転移がんの発見や治療効果のモニタリングなどに活用します~
市立総合病院は、令和6年2月に導入した高精度のPET-CTを、3月より本格稼働させました。
PET-CT はPET(陽電子放出断層撮影)とCT(コンピュータ断層撮影)の情報を同時に取得し、がんの有無や悪性度、広がり具合を臓器の機能と形態の両面から調べることができる検査装置です。一度の検査で全身を調べることができるため、がんの転移や進行度を把握することに優れています。がんを見つけるためだけではなく、患者さんの治療計画の策定や治療効果のモニタリングなどにも用いられます。
志太榛原二次医療圏で唯一の地域がん診療連携拠点病院として、PET-CTを有効活用し、一人で多くのがん患者さんを救っていきたいと思います。
導入機器
Canon Cartesion Prime / Luminous Edition
2023年4月に販売開始の最新機種。県内での導入は当院が初となります。
保険診療の対象となる患者さん
- 悪性腫瘍(早期胃がん除く)と診断された方
- てんかん、心疾患、大型血管炎(高安動脈炎または巨細胞性動脈炎)と診断された方
当院のPET-CT検査は、当面の間、保険診療の場合に限らせていただきます。
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更新日:2024年03月12日