日本オストミー協会から中村院長に感謝状
ストマ装具の防災用公的保管に長年尽力してきた当院の中村利夫院長がこのほど、オストメイトで組織する日本オストミー協会から感謝状を授与されました。
中村院長は長年、同協会の顧問医としてボランティア活動を続けてきました。2011年(平成23年)3月11日の東日本大震災を機に、ストマ装具の防災用公的保管の必要性が認識され、被災地一帯の自治体が次々と保管のための制度化に動きました。平成28年には中村院長らを中心にした働き掛けによって県内で初めて藤枝市が公的保管を実施しました。市は身体障害者手帳の交付を受けた同市在住のストマ造設者を対象に、個人のストマ装具を市役所障害福祉課フロアで預かる仕組みを整えています。1年を目安に新しい装具と交換が必要ですが、必需品の分散備蓄の一端を公的に担う取り組みがオストメイトの安心感を支える一助になっています。
6月上旬に静岡市内で開催された同協会の第36回全国大会の席上、オストメイトが安心して暮らせる社会の実現を目指す中村院長の長年の活動が称えられました。
日本オストミー協会から感謝状を受ける中村院長
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更新日:2024年06月28日