当院の初期臨床研修の特徴
豊富な研修内容
- 研修医症例発表会
- 救急対応ミニレクチャー(研修医向け)
- 藤枝学術カンファレンス(CPC含む)
- 特別講演会
- 超音波勉強会
- 放射線科読影会
- 緩和ケア検討会
- その他 研修会
研修医症例発表会
毎月1回、研修医症例発表会を開催しています。病例発表後には、各分野の先生方から研修医に対する講演をいただいております。
講演は院内講師に限らず、外部講師(大学教授や地元医師会、研修医OB等)からも講演をいただいております。


令和5年度 研修医症例発表会
回 | 開催日 | 内容 | 演者 | 座長 |
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第221回 | 4月20日 | 「難治性深頸部膿瘍の一例」 | 研修医2年次 秋田 貴紀 |
副院長 教育研修センター長 小児科 久保田 晃 |
「外傷初期診療入門」 | 救急科 竹内 誠人 |
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第222回 | 5月18日 | 「亜急性連合性脊髄変性症の一例」 | 研修医2年次 今井 和樹 |
教育研修室 室長 呼吸器内科 松浦 駿 |
「抗菌薬適正使用に関わる基本的事項」 | 抗菌薬適正使用 支援チーム (AST) 臨床検査技師 増田 朱里 薬剤師 八木 さゆり 副院長 呼吸器内科 小清水 直樹 |
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第223回 | 6月15日 | 「抗ARS抗体関連間質性肺炎の一例」 | 研修医2年次 伊藤 悠稀 |
副院長 教育研修センター長 小児科 久保田 晃 |
「ひとりでできるもん! DVTエコー~超音波による深部静脈血栓症・下肢静脈瘤の標準的評価法~」 | 超音波科 係長 林 健太郎 |
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令和4年度の内容はこちら (PDFファイル: 192.3KB)
令和3年度の内容はこちら (PDFファイル: 170.2KB)
令和2年度の内容はこちら (PDFファイル: 204.0KB)
救急対応ミニレクチャー(研修医向け)
月1回、救急対応ミニレクチャー(研修医向け)が始まりました。当院の指導医・上級医により、救急でよくみる症例対応をレクチャーします。また研修医のリクエストにより、テーマを決めています。


令和5年度救急対応ミニレクチャー
開催日 | 曜日 | テーマ | 講師 | |
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4月6日 | 木曜日 | 「心電図について~色々な心電図に直面してしまう~特に救急外来は悩ましい」 | 循環器内科 渡邊 和徳 |
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「新型コロナウイルス対応防護服着脱の注意点」 | 感染管理室 戸塚 美愛子 看護師 小林 亜紀子 看護師 |
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4月17日、24日、28日 | 月曜日 金曜日 |
脳神経外科、救急外来主催 「TARGET STROKE(t-PA,血栓回収)」 |
脳神経外科 田中 悠二郎 救急外来スタッフほか |
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6月1日 | 木曜日 | 「形成のすすめ」 | 形成外科 森田 勝 |
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7月6日 | 木曜日 | 感染管理室 戸塚 美愛子 看護師 小林 亜紀子 看護師 |
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小児科 千野 颯太 |
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8月3日 | 木曜日 | 呼吸器内科 山下 遼真 |
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9月7日 | 木曜日 | |||
10月5日 | 木曜日 | |||
11月2日 | 木曜日 | |||
12月7日 | 木曜日 | |||
1月4日 | 木曜日 | |||
2月1日 | 木曜日 | |||
3月7日 | 木曜日 |
令和4年度の内容はこちら (PDFファイル: 108.4KB)
令和3年度の内容はこちら (PDFファイル: 105.6KB)
令和2年度の内容はこちら (PDFファイル: 111.3KB)
藤枝学術カンファランス(CPC含む)
毎月1回、地域の診療所の医師と当院の医師の合同研修を開催しています。
興味深い症例や問題症例を紹介し、検討を行います。
令和4年度藤枝学術カンファランス
回 | 開催日 | 内容 | 発表者 | 座長 | |
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第293回 | 4月11日 | 総説 | 「血栓回収療法 適応の拡大について」 | 脳神経外科 横山 智哉 |
消化器内科 吉井 重人 |
研修医発表 | 「若年女性に発症した後脊髄動脈梗塞が疑われた一例」 | 臨床研修医 村松 恭祐 |
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トピックス | 「急性期の輸液」 | 救急科 加納 誠也 |
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第294回 | 5月2日 | 総説 | 「当院における皮膚悪性腫瘍の手術について」 | 形成外科 森田 勝 |
放射線治療科 小杉 崇 |
ピットフォール | 「リウマチ科で経験した“免疫再構築症候群”」 | リウマチ科 唐橋 太郎 |
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第295回 | 6月6日 | 特別講演 | 「子どもの抗菌薬の考え方・使い方~基本から加算対応まで~」 | 浜松医科大学 小児科学講座教授 宮入 烈 |
院長 中村 利夫 |
第296回 | 7月4日 | 研修医発表 | 「肝内結石に対して体外衝撃波結石破砕術治療に難渋し経皮経肝胆道鏡を使用した一例」 | 臨床研修医 水島 恵 |
麻酔科 酒井 宏明 |
トピックス | 「小児の事故」 | 小児科 伊藤 裕 |
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第297回 | 9月5日 | 総説 | 「日常診療で遭遇しやすい皮膚疾患と皮膚診療の心得」 | 皮膚科 岡田 英之 |
整形外科 清水 朋彦 |
研修医発表 | 「多臓器障害を呈さずに軽快した静岡県初の重症熱性血小板減少症候群」 | 臨床研修医 小笠原 康介 |
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デスカンファ | 「診断に難渋した肉腫型悪性胸膜中皮腫の一例」 | 呼吸器外科 江間 俊哉 |
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第298回 | 10月3日 | CPC | 「40歳 男性」 | 救急科 麻喜 幹博 |
呼吸器内科 松浦 駿 病理診断科 安田 和世 |
CPC | 「80歳 男性」 | 外科 西山 元啓 |
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ピットフォール | 「遺伝性乳癌卵巣癌症候群」 | 外科 瀧 由美子 |
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第299回 | 11月7日 | 総説 | 「HPVワクチンについて」 | 産婦人科 金森 隆志 |
泌尿器科 伊藤 寿樹 |
トピックス | 「ダメージコントロール手術について」 | 救急科 角山 泰一郎 |
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第300回 | 12月5日 | 総説 | 「他科と連携が必要な眼疾患」 | 眼科 浅川 卓也 |
心臓血管外科 鈴木 一周 |
研修医発表 | 「過換気症候群疑いとして搬送された○○の一例~救急外来で陥りやすい認知バイアスから診断エラー予防を考察する~」 | 臨床研修医 佐野 眞子 |
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ピットフォール | 「MCS devices(機械的補助循環デバイス)」 | 循環器内科 尾畑 純栄 |
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第301回 | 2月6日 | 特別講演 | 「PCIの進化 ~ステントテクノロジーを中心に~」 | 循環器内科 尾畑 純栄 |
院長 中村 利夫 |
第302回 | 3月6日 | CPC | 「73歳 男性」 | 消化器内科 佐藤 大輝 |
放射線治療科 小杉 崇 病理診断科 安田 和世 |
CPC | 「72歳 女性」 | 糖尿病・内分泌内科 柴崎 晃司 |
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トピックス | 「進行肺がんにおけるGNRIとPNI~市中病院での臨床研究~」 | 呼吸器内科 松浦 駿 |
令和4年度の内容はこちら (PDFファイル: 93.5KB)
令和3年度の内容はこちら (PDFファイル: 180.8KB)
令和2年度の内容はこちら (PDFファイル: 59.8KB)
特別講演会
不定期に特別講演会を開催しています。大学教授等を招聘し各専門分野の最新の情報について講演をいただいています。
令和4年度
開催日時 | 場所 | 内容 | 講師 |
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6月6日 | 講堂 | 「子どもの抗菌薬の考え方・使い方~基本から加算対応まで~」 | 浜松医科大学 小児科学講座 教授 宮入 烈 |
令和3年度の特別講演会はコチラ (PDFファイル: 62.2KB)
超音波勉強会
超音波検査による診断技術の向上を目的に勉強会を開催しています。


令和5年度
5月、6月の毎週水曜日・木曜日7時30分から研修医対象の超音波勉強会を開催しています。
開催日 | 内容 | |
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第1回 | 5月10日、11日 | FAST |
第2回 | 5月17日、18日 | 腹部超音波検査 |
第3回 | 5月24日、25日 | 心臓超音波検査(Bモード法) |
第4回 | 5月31日、6月2日 | 心臓超音波検査(ドプラ法) |
第5回 | 6月7日、8日 | 血管超音波検査 |
各回、ワンポイントレクチャーと基本走査の実技を行います。全勉強会終了後には確認テストを行い、合格者には受講証明書が発行されます。合格点に達しなかった場合には補習を行います。
音を利用しての超音波検査は“第二の聴診器”とも言われ、現にポケットに入る携帯用超音波診断装置も存在します。また、救急ではFASTに加えRUSH Examinationが話題となっています。
研修医2年次の放射線科ローテート時には、毎週火曜日に超音波検査を実践しています。
また、毎週火曜日8時からは超音波症例検討会、救急ローテート時のハンズオンエコーにも積極的に参加し、超音波検査を習得しましょう。超音波技師が可能な限りサポートします。


放射線科読影会
放射線診断・治療科の指導医による読影会を開催しています。
緩和ケア検討会
毎月1回、病院内外における緩和ケアに関する問題点について議論・検討しています。
その他 研修会
内視鏡実習セミナー
研修医向け内視鏡実習セミナーを開催しました。
上部消化管と下部消化管シミュレーターを使用し、指導熱心な指導医や上級医から直接指導を受けました。


外科縫合セミナー
外科医指導のもと、外科縫合セミナーを開催しました。
実際の縫合をイメージし、時には縫合のコツを質問しながら真剣に取り組んでいました。
エコーガイド下中心静脈穿刺シミュレーション研修
心臓血管外科指導医のもと、中心静脈カテーテル挿入シミュレーターとエコーを使い実技指導を受けました。
また、PICC挿入についても説明を受け、実際に上腕の血管をエコーで確認する手順を実践しました。




BLS、CPA対応レクチャー
救急科・循環器内科指導医、救急科スタッフのもと、AEDの適切な使用方法から心停止患者の対処方法(胸骨圧迫、呼吸管理、循環管理、薬剤投与管理、記録等)について実技指導を受けました。
Target Stroke(t-PA、血栓回収)
脳神経外科指導医、救急科スタッフのもと、脳血管障害が疑われる患者への対応について手順書に沿ったシミュレーションを行いました。



豊富な症例数
当院は藤枝市及び志太榛原医療圏約46万人をカバーする地域医療の中核病院です。
地域の救急医療を24時間体制で受け入れているため、プライマリ・ケア症例を十分に経験することが可能であり、地域の中核病院として診療所からの病診連携による紹介患者も多く、これらの症例には専門的な処置、知識が求められます。レジデント、指導医のもと、専門医・認定医の取得を視野に入れ、豊富な症例を通じて専門的な手技を学ぶことができます。しかも各科間の垣根は非常に低く、気軽に他科コンサルタントが可能です。
外来延患者数 | 266,431人(一日平均1,096.4人) |
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入院延患者数 | 153,675人(一日平均421.0人) |
平均在院日数 | 12.5日 |
救急患者数 | 15,337人 |
救急車取扱件数 | 5,674件(一日平均15.8件) |
各診療科などの実績は下記「患者統計」をご覧ください。
医師数(常勤換算) | 170.3人 |
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指導医数 | うち46人 |
指導医(厚生労働省)
医師の臨床研修に係る指導医講習会の開催指針についてに定めた指導医講習会を受講済の医師
充実した施設
図書室
約300平方メートルのゆったりとした図書室では、医学図書約5,500冊、医学雑誌約80種類、インターネットによる文献検索も可能で、24時間利用できます。
※インターネットによる文献検索
- Clinical Key
- Up To Date Anywhere
- 医学中央雑誌web
- メディカルオンライン
- OvidSP ほか


臨床研修室
医局内に設置された臨床研修室です。臨床研修室では研修医に1台ずつデスク、本棚が用意されています。また無線LANによりインターネットへの常時接続が可能です。


地域がん診療連携拠点病院
がん診療の地域格差を無くし質の高いがん医療を提供するため、地域におけるがん診療連携を推進するための中核病院となります。2次医療圏に1ヵ所を目安に整備され、診療機能や診療従事者、医療施設などの要件をクリアした病院が拠点病院として指定されます。
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更新日:2023年07月06日