肝がんの治療

IVRの部屋

肝がんの治療

肝がんは肝炎ウイルスやアルコールなどを原因として発生するといわれています。
肝臓は栄養の代謝や有害物質の解毒などを行う、人体の中で最も大きく大切な臓器です。肝臓がないと生きていけません。それゆえ、胃がんや大腸がんなどと異なり、「肝臓にがんができたから肝臓を全部切除してしまう」、ということが出来ません。多くの肝がん患者さんが慢性肝炎や肝硬変を患っていますので、肝機能は弱り気味です。がんを根絶することだけ考えて強い治療を繰り返すと肝臓が本来の機能を失い、最悪、肝不全といわれる状態に陥ることもあります。がんを治療するのと同じくらい、肝機能を温存することが大切となるわけです。

また原因となる肝炎ウイルスが体内にあると、写真で見えている肝がんだけでなく、実際にはさらに小さくて写真に写っていない「肝がんの芽」が既に複数潜んでいるかもしれません。「数ミリの肝癌を見つけてはそれを治療する」ということを繰り返していると「もぐら叩き」のようになって、やがて肝臓の機能が治療によって徐々に低下してしまい、肝がん治療そのものが出来なくなることもありえます。

当科では肝がんの患者さんに対して、「肝がんと上手なおつき合いができる」ようにお手伝いすることを心がけています。

当院で可能な肝がん治療に関してご説明いたします。それぞれに長所短所があって、患者さんの病気の進行度や全身状態で適応も異なりますので、詳細は主治医や治療担当医とよく相談してください。

肝がんの治療法につきましては、下記のリンクをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先
放射線診断科、IVR科、乳腺画像診断科

住所:静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
電話番号:054-646-1111(代表) ファクス:054-646-1122
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更新日:2022年05月11日