義肢装具外来について
義肢装具は使用する方にとっては眼鏡や義歯のように生活に欠かせないものです。
ただ、フォローアップが十分でなかったり、支給制度などに関する情報提供が十分になされていないなどの問題を抱えていることがあります。
義肢装具のことでお悩みのある方は、外来の受診をご検討ください。
下肢装具
対象
脳卒中ですでに下肢装具を作製、使用していて以下に該当する方
- 装具が合わない、着用すると痛い
- 装具が破損している
- 装具作製後から特に装具の定期診察を受けていない
脳卒中発症時から装具は作製していないが、
- 足が下がる
- 膝が突っ張る、痛みがある、など歩きに不便を感じている方
下肢装具について、定期的なフォローアップを望まれる方
診療内容
- 下肢装具の定期フォローアップ
- 必要に応じた修理、作り替え

古くなり破損した装具
下肢装具を修理や新規作製をする場合では、「診察(+見積り)」や「採型」、「仮合わせ」などを要するため複数回の受診が必要になります。
こちらは必須ではないですが、可能であればご本人だけでなく、ご家族や担当ケアマネジャーやリハビリ療法士の方なども同席していただけると、生活状況をお聞きしたり、今後の生活期でのリハビリの方針と合わせた装具の作製ができると考えられます。
装具の修理や新規作製をする際には作製時期や背景によっては、障害者総合支援法に基づく「補装具費支給制度」の対象となる場合があります。
作製する装具は、愛着を持って使用していただけるよう、色や柄などを選んでいただくこともできます。

※すでにお持ちの装具を作製した装具会社に関わらず、ほとんどの場合対応可能です。
※下肢装具をはめるときに「踵が浮く」「うまく入らない」という方は、痙縮が原因となっている場合があります。
痙縮(筋肉が緊張しすぎて、動かしにくい、曲げ伸ばしできない状態)の程度を評価し、必要と考えられた場合はボツリヌス治療の提案をすることがあります。
義肢(義足など)
概要
義足を長く使用していると、義足の傷みや、体型の変化に伴う緩い/きついなどの問題から本来の機能を十分に発揮できなくなることがあります。
当科では、義肢装具などに関する定期的なフォローアップを行い、必要に応じて補装具支給制度による修理や作り替えを検討します。
対象
義足を使用していて以下に該当する方
- 義足が合わない、使用すると痛い
- 義足が破損している
- 義足作製後から長期経過しているが、定期的な診察を受けていない
義足について、定期的なフォローアップを望まれる方
診療内容
- 義足の修理、新規作製
- からだの機能や歩き方の評価をして、その方に合った義足の提案を致します。
- 義足の定期的なフォローアップ、調整
※すでにお持ちの義足を作製した装具会社に関わらず、ほとんどの場合対応可能です。

下腿義足

シリコンライナーを装着

義足をつけたところ
その他(車椅子など)
対象
- 車椅子などの補装具の新規作製を希望している方
診療内容
- 補装具支給制度を利用した車椅子の新規作製、必要に応じた作り替え
- この記事に関するお問い合わせ先
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リハビリテーション科
住所:静岡県藤枝市駿河台4丁目1番11号
電話番号:054-646-1111(代表) ファクス:054-646-1122
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更新日:2023年05月31日