嚥下障害(摂食嚥下障害)について

概要

食事のときにむせやすくなった、飲みこみにくい、痰がゴロゴロするようになったなどの症状はありませんか?

加齢や脳血管障害の後遺症、その他神経筋疾患や認知症の進行などにより「食べる」「飲みこむ」が難しくなり上記のような症状を感じることがあり、そのような状態を「摂食嚥下障害」といいます。

また、嚥下障害はほうっておくと食事摂取量の低下から栄養不足になったり、食べ物が気管を通じて肺に入る誤嚥(ごえん)による誤嚥性肺炎を起こしたりします。

このような不安のある方に関しては、現在の嚥下機能を評価することによりその方に合った適切な食べ方を説明いたします。

診療内容

診療の流れ

 

  1. はじめに、問診をして現在の食事の状況や、お困りの点についてお聞きします。
  2. 診察時に、全身の状態やのどの動きについて診察をします。
  3. 嚥下機能検査をおこない、詳細な嚥下の状態について評価します。
  4. 外来で、検査の画像を見ながら結果と、安全に食べる工夫を説明します。
  5. 食事内容の変更が必要な場合には、ご自宅で実践できるよう栄養指導を提案します。
  6. 次回以降は必要に応じて、定期的な診察を行います

嚥下機能検査

専門的な嚥下機能検査として嚥下内視鏡検査、もしくは嚥下造影検査を行います。

これらの検査を行う事により、外から見ているだけではわからない、器官(のど)の動きや食物の流れを調べることができます。

嚥下内視鏡検査

嚥下内視鏡検査

全粥をのみこんだ後ものど(咽頭)に残っている様子(矢印)

嚥下造影検査

嚥下造影検査

 のどを通過しているバリウムと、一部に誤嚥している所見(矢印)

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リハビリテーション科

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更新日:2023年05月31日