新しいマンモグラフィ装置を導入しました

新しいマンモグラフィ装置について

新しいマンモグラフィ装置

令和元年6月より、GEヘルスケア社製、最新のマンモグラフィ装置 Senographe PristinaTM 2台(うち1台はトモシンセシス(3D)機能搭載)を導入しました。

マンモグラフィ検査は乳がん発見のために、感度の高い検査の1つとして行われています。撮影時は、乳房の中の乳腺を薄く広げ、圧迫をしながら行う検査です。この装置は、受診者の苦痛を少しでも低減できるよう工夫されています。女性のがん罹患率1位(2014年)である乳がん(国立がん研究センターHPより)は早期発見により乳房を温存しつつ治療をすることが可能となり、治癒の確率も高くなります。

40歳以上の女性の方、自分のため・身近の大切な人のため、ぜひ乳がん検診にいらしてください。

新しいマンモグラフィの撮影台

角に丸みを持たせた撮影台
(受診者の脇や腹部に角が当たる痛みを軽減します)

包み込むようなLEDの光
(受診者の緊張を和らげます)

検査時間の短縮
(従来の装置では約10分→新しい装置では約5分に)

より少ないX線量での撮影

トモシンセシス(3D撮影)が可能

トモシンセシス(3D)撮影とは

通常の撮影法である2Dでは

立体的な乳房を1回の撮影で1枚の画像にするため、白く写る乳腺と病変部が重なり、評価をしにくくなることがあります。

トモシンセシス(3D)撮影では

立体的な乳房に対し、角度を変えながら9回低線量撮影し、複数枚の断層像を作り出します。2Dのデメリットであった乳腺と病変部の重なりをなくし、病変部の描出能力に優れています。

2Dと3Dとの画像の比較

今回導入された Senographe PristinaTM では

  • 2Dとほぼ同等の被ばく線量で3Dが可能
  • 撮影時間は約7秒~10秒(乳房の厚みによって異なります)
    ※3D+2Dの場合は約15秒
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藤枝市立総合病院

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更新日:2019年06月24日