脳卒中センター 相談窓口部門
当院では脳卒中に関する相談窓口(脳卒中相談窓口)を設置しております。医療や介護に関する相談や、退院後の不安など、経験豊富な医療スタッフが解決のお手伝いをしております。
場所 | 脳卒中相談窓口または入院病棟 |
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対象 | 脳卒中で当院入院中の患者さん、またはそのご家族 |
主な相談内容
1 当院から直接自宅退院される場合
自宅退院後の社会的・心理的・経済的な困り事の解決へ向けての相談支援、情報提供など
2 回復期や生活期(維持期)医療機関に転院する場合
患者の状態や家族の環境に応じた転院先・療養先選定の支援、脳卒中地域連携パスの説明など
地域の医療機関との連携体制
脳卒中診療は、救急病院のみで完結するものではありません。数ヶ月に及ぶリハビリテーションが必要と判断されれば、リハビリテーションを専門とする回復期病院に転院することがあります。無事に退院できたあとも、再発を予防するためにクリニックに通院したり、身体機能の維持のために介護施設に通うことになります。このように、脳卒中診療は複数の医療機関がバトンを受け渡しながら進めてゆく必要があるため、効率良く、正しく安全にバトンを受け渡せるように、各医療機関が連携して作り上げる診療計画書を「地域連携クリティカルパス」と呼んでいます。
これを作成することにより、医療者と患者で診療計画を共有することができ、診療の標準化、根拠に基づく医療の実施(EBM)、インフォームドコンセントの充実、業務の改善、チーム医療の向上などの効果が期待されます。
当院では、志太榛原脳卒中地域連携パスを利用しています。患者様ひとりひとりの病状やニーズに合わせ、急性期病院から回復期病院を経て、早期に自宅へ帰れるような診療計画を作成し、治療を受ける医療機関で共有して用いられています。診療にあたる複数の医療機関がそれぞれの役割分担を決め、施設ごとの診療内容や治療経過、最終ゴール等を診療計画書に追記し、患者さんに診療内容を提示、説明することにより安心して医療が受けることができるようになります。

診療計画書の一例(患者用)

診療計画書の一例(病院用)
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更新日:2023年05月24日